知らないと損する?ビットコインの取引所と販売所の違い

仮想通貨をこれから購入、運用しようと考えている人が知っておくべき「取引所と販売所」の違いについて解説します。取引所の口座開設方法については下記の記事で紹介しているので、別途参考にしてください。

「取引所」と「販売所」の違いとは?

似ているようで全く異なるこの2つの言葉。これらがあることは知っていても、違いを説明しろと言われるとちょっと自身がない…なんて人もいるんではないでしょうか。

1つずつ意味を理解していきましょう。

★販売所とは?

仮想通貨を販売している業者と自分との取引になります。自分が仮想通貨を買ったり売ったりする相手は、仮想通貨販売業者です。

いわゆる仮想通貨ショップって感じですね。

仮想通貨「販売所」のイメージ

この販売所が予め仮想通貨を保有していて、その保有コインの在庫を買ったり売ったりすることが「販売所で売買を行なう」という行為となります。

販売所では、業者が提示している価格を個人が払えばすぐに仮想通貨を購入することができます。売る場合も同様です。

★取引所とは?

仮想通貨を自分と取引する相手は、(特定できない)個人とのやり取りになります。
仮想通貨を売買したい人同士が繋がったネットワークでの売買となります。

取引所では、仮想通貨を購入する場合、買いたい仮想通貨の枚数と価格を自分で決めて「買い注文」を出します。この「買い注文」対して、ネットワーク上の誰か(個人)がその金額で「売り注文」を出していれば売買が成立することになります。

なんとなくネットオークションに近いものがありますね。

仮想通貨「取引所」のイメージ

この時、買い手が見つからなかった場合は、売買不成立となります。ここが販売所との大きな違い。
一見、販売所のほうが必ず仮想通貨が手に入るので、ラクだし良いじゃんと思いがちですが、私は取引所での売買をおすすめします。

取引所がおすすめの理由とは?

おすすめしたい理由として挙げられるのは手数料の違い。
仮想通貨の売買には、売買手数料(FXでいうスプレッド)が発生します。

買値と売値の価格差を販売所or取引所に支払うことで、業者は利益を得ています。
この価格差が厄介で、販売所と取引所では結構な価格差があります。

ほとんどの業者の場合、販売所より取引所のほうが価格差が狭いのです。

取引所と販売所の価格差はどのくらい?

下記は、bitFlyerの管理画面で価格差の検証をした様子です。

まず販売所を見てみましょう。
管理画面にログインして、左側にあるメニューの中から「ビットコイン販売所」または「アルトコイン販売所」が選択できますが、今回は例としてビットコイン販売所で確認します。

bitFlyer(ビットフライヤー)の管理画面

この時の「販売所」のビットコインの価格差は

販売所のビットコインの価格差(bitFlyer)

30,389円でした。(781,297-750,908)

では次に取引所を見てみましょう。
今度は左側にあるメニューの中から「ビットコイン取引所」を選択します。

bitFlyer(ビットフライヤー)の管理画面

先程と同じ時間帯の「取引所」のビットコインの価格差は(中央値あたりで計算すると)・・・

取引所のビットコインの価格差(bitFlyer)

448円でした。(763,554-763,106)

あれ?こんな違う?販売所と取引所だと、約3万円くらい違う計算に。
しかもスプレッドの差に加えて、取引所の方がレートが良いことが発覚!

販売所と比べると、取引所の方が安く買えるし高く売れますね。
※販売所だと1BTC買うのに約78万円ですが、取引所を使えば約76万円なので2万円近く安いです!

1BTCあたりこんなに差があるので、やっぱり取引所での購入をおすすめします。

※注意※
時には取引所の価格が販売所の価格を上回る可能性もありますので、購入する際は一度両方の価格を確認してから購入してください。

まとめ

ここで説明したように、販売所と取引所で購入するのにはかなり差があることがわかりました。
これを知ってると知らないとではかなりの損です。

ただし、「販売所」は買いたいと思ったらすぐに購入できるメリットがあります。決まった数量を確実に欲しい方、スピード重視の方は販売所のほうがいいかもしれませんので、ご自身の都合にあった方法で購入してください。

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