リップルとライトコインの反騰へ?人気アナリストが予測

ツイッターのフォロワー数が58万を超える暗号資産(仮想通貨)アナリストとして人気のマイケル・ファン・デ・ポッペ(Michael van de Poppe)氏はこのほど、リップル(XRP)とライトコイン(LTC)の反騰を予測、仮想通貨市場に出現する1つの重要な指標が次の大きな強気相場を引き起こす要因になると予測しました。

2014年と17年サイクルの再現、XRPとLTCとも価格反騰の兆し

ファン・デ・ポッペ氏は「このチャートは、2014年と17年のサイクルと非常によく似ている。XRPは再び大きな動きを示すだろう」と予測しています。同氏によると、XRPと同様にLTCもかなり長い下降トレンド後に同様の動きを示すと予測されます。また「チャートが圧迫されればされるほど、ブレイクアウトは重くなり、誰もがそのポジションに突入する」ともコメントしています。

同氏は、仮想通貨の反騰が始まる前の指標の反転を待っているといいます。複数の主要通貨に対するドルの強さを示すドルインデックス(DXY)が、ほぼ1年ぶりに反転させる必要があると考えています。 米連邦準備理事会(FRB)は今年、段階的に金融政策を引き締めています。DXYの上昇が止まると、ドルの価値は下落します。同氏は「まだ方向転換待ちである。これから仮想通貨パーティーの始まりである」と予測します。

「大規模な回復」と「大きな崩壊」の両極端の見方

仮想通貨投資会社のパンテラ・キャピタル(Pantera Capital)のダン・モアヘッド(Dan Morehead)氏は、仮想通貨市場がより広く価値あるものになれば価値変動の振幅は緩やかになるとみており、今後6~12カ月で市場は「大規模な回復」に向かうと見ています。

一方で仮想通貨デリバティブプラットフォームBitMEXの共同創業者アーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏は、FRBがインフレ抑制のためゼロ金利政策を解除して、利上げ政策に転換したことから、仮想通貨と伝統的な金融市場は大きな崩壊に向かっていると主張しています。

参考
Popular Crypto Analyst Predicts ‘Big Run’ for $XRP and $LTC Once U.S. Dollar Weakens

【こんな記事も読まれています】
ステーブルコインの時価総額2000億ドルに迫る、テザー(USDT)などけん引
仮想通貨市場は2030年までに時価総額200兆ドルに達するとの予測
「仮想通貨が株式を上回る可能性」BofAの投資ストラテジスト

おすすめの記事
【墨汁速報】イーサリアムL2の「ジーケーシンク(zkSync)」で初のハッキング 報酬キャンペーンで被害が増加か
仮想通貨ニュース
【墨汁速報】イーサリアムL2の「ジーケーシンク(zkSync)」で初のハッキング 報酬キャンペーンで被害が増加か
イーサリアム上に展開するL2ネットワークのジーケーシンク(zkSync)で初のハッキング被害が発生した。ジーケーシンク上に展開するレンディングプロトコルの「エラレンド(Eralend)」がハッキング被害に遭い、推定340万ドル(約4.8億円)の被害であるとみられている。