コスモス(Cosmos)のエコシステムで注目されるEvmos(エブモス)とは?

オズモシスやシークレットネットワーク、ジュノなどコスモス((Cosmos)のエコシステムが広がりを見せており、日本のユーザーの間でも盛り上がっているようです。今日はその中でも最近話題のEVMOS(エブモス)について紹介します。

EVMOS(エブモス)とは?

EVMOSとはイーサリアムとの互換性を持つプルーフ・オブ・ステークのブロックチェーンです。テンダーミントコンセンサスエンジンの上で動作するCosmos SDKを使って構築されています。

Massariによると、EVMOSは2016年にCosmosのコンセンサスプロトコルTendermint上で動作するEthereum Virtual Machine(EVM)、「Ethermint」として構想されたのが始まりです。2021年4月、Tharsis LabsはEthermintのコンセプトを実現するために、Cosmos Hubコミュニティから10万ATOMトークンの資金提供を受けました。Evmosは、EVM-on-Cosmosを実現しようとするレイヤーワンのブロックチェーンで、そのため 「Ev-mos」という名称に変更されました。

EVMOSは名称がEVM(イーサリアムバーチャルマシン)とCosmos(コスモス)を掛け合わせたものになっているとおり、イーサリアムをCosmosアプリケーション固有のブロックチェーンとして実行することを可能にします。これにより、開発者はコスモスのエコシステムの中でイーサリアムと同じような環境で開発を行うことができるようになり、Cosmos SDKの上に構築されているため、Inter Blockchain Communication Protocol(IBC)を通じてコスモスのエコシステム上にある他のアプリケーションとも繋がることができるようになります。

これによってイーサリアムにすでに存在するアプリケーションと同じ機能をもつDAppsをコスモスのエコシステムに誘致し、ユーザーにとってはコスモス上のプロダクトの幅が広がることに期待ができます。

evmosイメージ
概要:https://evmos.dev/intro/overview.html

EVMOS(エブモス)の主な特徴

EVMOSのドキュメンテーションの中では下記のような点が特長的だと説明されています。

  • EVM互換性がある
  • テンダーミントを使ったチェーンで、高い処理能力を持つ
  • 他のIBC規格のブロックチェーンと接続してエコシステムを広げられる
  • 早くトランザクションのファイナリティが得られる

そして上記の特長が実現されている背景にはこれらの要素があると説明されています。

  • Tendermint Coreのアプリケーションブロックチェーンインターフェース(ABCI)を実装してブロックチェーンを管理する
  • Cosmos SDKが実装するモジュールなどの仕組みを活用
  • ライブラリとしてgethを活用し、コードの再利用と保守性の向上を図る
  • 既存のイーサリアムクライアントおよびツール(メタマスク、Remix、Truffleなど)を使えるようにするための完全互換のWeb3 JSON-RPCレイヤーを公開

これによって、開発者は既存のイーサリアムエコシステムのツールやソフトウェアを活用しながら、Cosmosエコシステムの他の部分と相互作用するスマートコントラクトをシームレスにデプロイできるようになります。まだまだ、これからのプロジェクトですが今後の動向に注目です、さらに知りたい方は下記のリンクから詳しく調べることができます。

ドキュメント:https://evmos.dev/intro/overview.html
公式サイト:https://evmos.org/
Evmosのエクスプローラーやバリデータ一覧は下記のリンクから確認できます。
https://www.mintscan.io/evmos/validators
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ステークフィッシュ
この記事はstakefishからコンテンツ協力を得て提供しています。stakefishは暗号資産ユーザー向けのステーキングサービスを提供しています。Ethereumをはじめとした様々なノード運用の実績を元にサービスを提供しており、ユーザーは秘密鍵を渡すことなくステーキングができます。stakefishによるステーキングサービスの詳細を知りたい方は是非下記のリンクをご参照ください。

参照:https://stake.fish/ja/

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