ブロックチェーンゲーム企業キャセオンゲーミングがポリゴンスタジオと提携

ブロックチェーンゲームおよびエンターテインメント企業のキャセオンゲーミング(Catheon Gaming)は8月17日、ポリゴン(Polygon)が立ち上げたブロックチェーンゲームやNFTの開発を促進するための部門であるポリゴンスタジオ(Polygon Studios)とパートナーシップを結んだことを発表した。

低い取引手数料でスケーラブルなdApps構築を目指す

今回の提携は、キャセオンゲーミングの所有するブロックチェーンゲームとメタバースの専門知識、ポリゴンの所有する革新的なブロックチェーン技術を組み合わせる。これにより、開発者がセキュリティを犠牲にすることなく、低い取引手数料でユーザーフレンドリーなdAppsを構築できるようにすることを目指す。

キャセオンゲーミングはこれまで、「鬼斬」「コズミックブレイク」といったゲームのブロックチェーン展開している。「鬼斬」は、古代日本を舞台としたアクションMMORPGだ。2013年に発売され、全世界で500万ダウンロードを突破している。今後は、ブロックチェーン上の日本初のプレイトゥアーン(P2E) MMORPGのひとつとなる予定だ。

「コズミックブレイク」は、アニメスタイルの3D MMOサードパーソン・シューティングゲームで、ハイスピードで爽快なバトルプレイが特徴の基本プレイ無料のMMOだ。14年にわたるフランチャイズの寿命の間に4000万人以上の総プレイヤーを獲得した。プレイアンドアーンの仕組みを含むゲーム内のユーティリティとNFTの限定プレイアブルキャラクターを導入することにより、Web3.0の世界へと進出する。

マルチチェーン戦略をさらに推進する上で理想的なパートナー

キャセオンゲーミングのウィリアム・ウー(William Wu)創設者兼共同CEOは、「このパートナーシップは、質の高いエンターテインメントとゲームをブロックチェーン上で実現し、ユーザー体験を最優先するという共通のビジョンを体現している」と語っている。また、同氏は、「我々は、ポリゴンスタジオと提携し、ポリゴンネットワーク上で鬼斬とコズミックブレイクをローンチすることを楽しみにしている。スピードとスケーラビリティ、コストを重視するポリゴンは、キャセオンゲーミングがマルチチェーン戦略をさらに推進する上で理想的なパートナーであると確信している」とも述べている。

ポリゴンスタジオのウルビット・ゲール(Urvit Goel)グローバルゲーム事業開発責任者は、「キャセオンゲーミングは、Web3空間において最も有望で包括的なゲーム開発ハブの1つとして浮上しており、主流規格のゲームをブロックチェーンにもたらすことに注力しているため、ポリゴンのメンバーはわくわくしている」とコメントした。

参考
・Catheon Gaming and Polygon Announce Preferred Blockchain Gaming Partnership

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