【墨汁速報】SEC米国初のイーサリアム先物承認 ビットコイン現物ETF承認への布石となるか?=報道

海外メディアによると米国証券取引委員会(SEC)は、米国で初となる仮想通貨(暗号資産)のイーサリアム先物ETF(Ethereum Future ETF)を承認した。米国初のイーサリアム先物ETFという称号を勝ち取ったのは既にビットコイン先物ETFを提供しているヴァルキリー(Valkyrie)となった。

関連記事:仮想通貨ニュース イーサリアム(ETH)ビットコイン(BTC)DeFi
【墨汁速報】SECアークのビットコイン現物ETF審議を来年に延期 新たなデッドラインは?

SECイーサリアム先物ETFを承認

報道によると米国証券取引委員会(SEC)は米国で初の事例となる「イーサリアム先物ETF(Ethereum Future ETF)」を承認、これは仮想通貨(暗号資産)におけるビットコインに続く2例目の上場投資信託(ETF)となる。

イーサリアム先物ETFとはCMEが提供するイーサリアム先物を介して運用を行う上場投資信託であり、ETH現物に直接投資するわけではない。ヴァルキーは既にビットコイン先物ETFを提供しており、2つ目の仮想通貨先物ETFにイーサリアムが加わった形となる。またゴールドETFの老舗として知られるヴァンエッグ(VanEck)も同日、同社のイーサリアム先物ETFである「Ethereum Futures ETF(EFUT)」のローンチを発表。取引の開始は米国証券取引委員会(SEC)による承認後としているものの、ヴァルキーが既に承認したということはヴァンエッグも同日に承認されると見られる。

関連記事:ブラックロックのビットコインETFは米国証券取引委員(SEC)に承認されるのか?

ビットコイン現物ETF承認の布石となるか?

米国証券取引委員会(SEC)はビットコイン先物ETFの承認後、上場投資信託を介してレバレッジをかけることができる「ビットコインレバレッジETF」を2023年6月26日に承認したことは記憶に新しいだろう。

その後米国最大手仮想通貨ファンドのグレースケールによる同社のファンドをビットコイン現物ETFへ移行するための審議否決に対する訴訟で敗訴、ブラックロックやフィデリティなどの多くのファンドが申請しているビットコイン現物ETFへの承認期待が高まってきている。

イーサリアム先物ETFはビットコインETFと同じ仕組みを持ち、既に何例もビットコイン先物ETFを承認してきたことからSECにとって否決する理由はないと言えるだろう。そのためイーサリアムにとってはファンダメンタル的にプラスとなるものの、ビットコイン現物ETFの承認確率は依然として同じであると考えられるだろう。

コラム:1億円近い仮想通貨を失いかけた驚愕の理由

▼仮想通貨(暗号資産)の仕組みや技術、規制の市場影響を勉強するなら「墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界」!他では見ることができないより詳しい内容を投資家向けにわかりやすく解説

墨汁バナー

墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界

おすすめの記事