Web3事業を手掛けるコーダ・ラボズ(Coda Labs)はこのほど、ゲーマーに対するWeb3やブロックチェーンに関する意識調査の結果を発表した。
仮想通貨に対する感情では日本が最下位
今回の調査は、日本と南アフリカ、ブラジル、イングランド、アメリカの5か国の合計6921人を対象に2022年6月に行われた。また今回の調査では、仮想通貨にほとんど触れたことがない「ゲーマー」とゲームと仮想通貨の両方に定期的に触れている「仮想通貨ゲーマー」、仮想通貨には触れているがゲームはほとんどやらない人「仮想通貨非ゲーマー」の3種類に分類している。日本の対象者は、ゲーマー90%、仮想通貨ゲーマー8%、仮想通貨非ゲーマー2%と分類されていた。
今回の調査では、仮想通貨に対する感情、NFTとゲームなどについて聞き取りを行っている。10段階表示で1を否定的、10を肯定的として評価し、仮想通貨に対する感情では全対象者平均は5.2だった。ユーザーの分類別に見ると、ゲーマーが4.5で仮想通貨ゲーマーが8.1、仮想通貨非ゲーマー8.1だった。さらにモバイルゲームを主にやっている層への質問では5.2だった。また、国別の調査結果では、日本3.7でブラジル7.0、南アフリカ6.9、アメリカ4.8、イングランド4.8となっている。
ゲーマーの約50がNFTを所有
NFTに関しては「NFTを聞いたことがあるか」という質問に対し、「はい」と回答したゲーマーは51%だった。さらに「NFTを所有しているか」という質問では、ゲーマーの3%が複数のNFTを所持していると回答した。「少なくとも1つ以上のNFTを所有しているか」という質問に対しては、仮想通貨ゲーマーの46%、仮想通貨非ゲーマーの62%が「所有している」と答えている。
また「ゲームに関連するNFTを所有しているか」という質問に対しては、ゲーマーの60%、仮想通貨ゲーマーの78%、仮想通貨非ゲーマーの85%が所有していると回答した。また、NFTを所有していないゲーマーに対して「今後NFTを所有する可能性についても尋ねたところ、59%が「所有する可能性が低い」、12%が「所有する可能性が高い」と回答した。29%は「所有するかもしれない」と答えた。なお、NFTに対する感情値の平均は5.0で、分類別に見るとゲーマーが4.3、仮想通貨がゲーマー7.5、仮想通貨非ゲーマーが8.1だった。
参考
・The global Web3 Gamer Study
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