ビットコインは8万ドル前後なのに、イーサリアムは10日で37%上昇。なぜ差がついた?
ビットコインは8万ドル前後なのに、イーサリアムは10日で37%上昇。なぜ差がついた?

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※本記事は、2026年9月10日時点で確認できたReuters、Farside Investors、BitMine Immersion Technologies、CoinGecko、SBI VCトレードなどの公開情報をもとに作成しています。

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ビットコイン(BTC)が8万ドル前後で伸び悩む一方、イーサリアム(ETH)は直近10日間で約37%上昇し、一時2,564ドルまで値を伸ばしました。

CoinGeckoでは9月10日時点で、BTCが7万8,000ドル台、ETHが2,400ドル台後半で推移しています。

 

BTCも直近では約30%上昇しており、BTCだけが売られているわけではありません。

それでも足元でETHの強さが目立つ背景には、現物ETFへの資金流入や企業による大量保有など、ETH独自の需要が重なっているとみられます。

 

ETHには、保有しながらステーキング報酬を受け取れる特徴もあります。

SBI VCトレードでは、ETHを保有し、暗号資産で報酬を受け取る場合は特別な申込みをせずステーキングの対象になります。

 

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ETHは10日で37%上昇、BTCは8万ドル前後で足踏み

Reutersによると、ETHは10日間で約37%上昇し、一時2,564ドルまで値を伸ばしました。

9月10日時点でも2,400ドル台後半で推移しており、急上昇後も高値圏にあります。

 

一方、BTCは9月3日に一時8万1,000ドル台まで上昇したものの、その後は7万8,000~8万ドル前後での値動きが続いています。

Reutersは8万2,793ドル付近を、BTCが上値を伸ばすうえで意識される水準として挙げています。

 

ただし、「BTCからETHへ一斉に資金が移った」と単純に考えることはできません。

BTC自身も直近では約30%上昇しており、仮想通貨市場全体が反発するなかで、ETHの上昇率がより大きくなっている状況です。

 

では、ETHにはどのような買い材料が重なっているのでしょうか。

足元で確認できる大きな動きが、現物ETFへの資金流入と企業によるETHの大量保有です。

現物ETH ETFに8営業日で約13億ドル流入

ETHを支える材料の一つが、米国の現物イーサリアムETFへの資金流入です。

Farside Investorsによると、8月20日から31日までの8営業日には、合計約13.07億ドルの純流入が確認されました。

 

8営業日のうち、純流出となった日はありませんでした。

特に8月27日には、1日で約2.26億ドルの純流入を記録しています。

 

ETFを通じてまとまった資金がETHへ流入していることは、市場での需要を支える材料になります。

一方、BTCの現物ETFにも資金は入っているため、ETFだけでBTCとETHの値動きの差を説明することはできません。

 

足元のETHでは、ETFだけでなく企業による大量保有も拡大しています。

その中でも特に大きな存在となっているのが、米BitMine Immersion Technologiesです。

BitMineだけで約593万ETH、上場企業は供給量の6.5%保有

BitMineは9月8日、保有するETHが592万9,198ETHに達したと発表しました。

同社が示すETH供給量1億2,200万ETHに対して、約4.9%を1社で保有している計算です。

 

BitMineは前週だけでも2万8,086ETHを追加購入しました。

さらに、保有ETHのうち506万7,309ETHをステーキングしていると説明しています。

 

CoinGeckoによると、ETHを保有する上場企業は34社あり、合計保有量は794万2,552ETHです。

これはETHの総供給量の約6.5%にあたります。

 

BTCでもStrategyなどによる企業保有は進んでいますが、ETHにはステーキングを利用できるという違いがあります。

ステーキングでは、ETHをネットワーク運営に活用することで報酬を受け取ることができます。

 

つまりETHは、値上がりを期待して保有するだけでなく、保有中のETHをステーキングに活用できる点も特徴です。

こうした特徴に加え、ETFと企業の双方からまとまった需要が入っていることが、足元のETHを見るうえで重要になります。

37%上昇が続くとは限らない、米金利には注意

一方、現在のETHが強いからといって、このまま上昇し続けるとは限りません。

Reutersは、米国債利回りが上昇するなかでもETHが高値圏を維持している点を指摘しています。

 

9月10日の米10年国債利回りは4.84%前後と、高い水準で推移しています。

国債から高い利回りを得られる環境では、BTCやETHなど価格変動の大きい資産にとって逆風になる場合があります。

 

さらに金融市場では、9月15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが行われる可能性も意識されています。

9月10日時点では、短期金利市場が織り込む利上げ確率は約60%です。

 

そのため、ETFや企業からの買いだけでなく、米国の物価や金利動向も確認する必要があります。

ETH独自の買い材料があっても、市場全体がリスク回避に傾けば価格が下落する可能性があります。

 

ETHを長期的に保有する場合、ステーキングを利用する方法もあります。

SBI VCトレードでは、口座内でETHを保有し、暗号資産で報酬を受け取る場合は申込み不要でステーキングの対象です。

 

報酬は毎月の平均保有数量などをもとに計算され、翌月15日までに利用者の口座へ付与されます。

ただし、ステーキング報酬を受け取ってもETH自体の価格が下落すれば、円換算した資産額が減る可能性があります。

 


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BTCも直近では大きく上昇していますが、足元では8万ドル前後でもみ合う一方、ETHは10日間で約37%上昇しました。

今回の差を見るうえで重要なのは、仮想通貨市場全体の反発に加え、ETHにはETFへの資金流入と企業による大量保有という独自の需要が重なっていることです。

 

一方、米国では国債利回りの上昇や追加利上げへの警戒が続いています。

「ETHだけは上がり続ける」と考えず、ETFへの資金流入や企業の購入が続くか、米金利がどう動くかをあわせて確認する必要があります。

 

※本記事はイーサリアム、ビットコインその他の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。

※記事中のETHの「10日間で約37%上昇」は、ReutersがLSEGのデータをもとに2026年9月9日に報じた数値です。

 

※ETFの資金流入額はFarside Investorsが公表するデータをもとに集計しています。

※企業によるETH保有量はBitMine Immersion Technologies、CoinGeckoが公表する2026年9月10日時点の情報をもとにしています。

 

※暗号資産は価格が大きく変動し、購入価格を下回ることで損失が生じる可能性があります。

各サービスや事業者の最新情報を確認し、自身の判断で取引を行ってください。

出典・参考

  • Reuters「Mapping the Market: Cryptocurrency ether coils up for next rally」(2026年9月9日)
  • Reuters「Mapping the Market: Bitcoin has challenges to face after dramatic surge」(2026年9月3日)
  • Reuters「Asian stocks wilt as Brent holds above $100, yields near 2023 peak」(2026年9月10日)
  • Farside Investors「Ethereum ETF Flow」
  • BitMine Immersion Technologies「ETH Holdings Reach 5.93 Million Tokens」(2026年9月8日)
  • CoinGecko「Ethereum Treasury Companies」
  • CoinGecko「Ethereum Price」
  • CoinGecko「Bitcoin Price」
  • SBI VCトレード「ステーキング」

 

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