「ブロックチェーン × 動画広告」c0ban(コバン)代表の小林慎和氏に直撃インタビュー

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※本稿は“c0ban(コバン)”プロジェクトの紹介であり、トークン購入などを勧めるものではありませんので、リンク掲載を避けた記事となっています。

「ブロックチェーン × 動画広告」c0ban(コバン)代表の小林慎和氏に直撃インタビュー※画像はイメージです

五月雨まくら(@samidare_makura)です。

今回は、「観るだけでc0banがもらえる広告」”c0ban(コバン)”プロジェクトを運営している株式会社LastRoots代表取締役の小林慎和さんのインタビュー記事をお届けします。

★ “c0ban(コバン)”プロジェクト

「ブロックチェーン × 動画広告」c0ban(コバン)立ち上げの裏話

ーー本日はよろしくお願いします。まずは、自己紹介をお願いします。

小林:よろしくお願いします。株式会社LastRootsの代表取締役の小林です。”c0ban(コバン)”プロジェクトを運営しています。大学時代は、コンピューターサイエンスを研究しており、野村総合研究所に入社してからはIT業界の海外展開とM&Aを担当していました。

同分野でGreeに転職した後、アジア地域の責任者としてシンガポールに赴任しました。そして、2012年末に同国で起業。ECサイト立ち上げや飲食店、医療サービスなどさまざまな産業を経験しました。そして2016年に日本に帰国して株式会社LastRootsを創設しました。

ーー幅広い産業をご経験されていたのですね。そのような経験が”c0ban(コバン)”を立ち上げるきっかけになったのですか?

小林:起業のきっかけは、私たちの世代の日本が右肩下がりだったことがあり、日本発で世界を席巻するようなサービスを生み出したいと考えたからです。そして、より良い社会を作って、世界を変えていきたいと思いました。

そのためには、世界でサバイバルできる能力が必須だと思ったので、まず最初に海外で起業したんですね。ですので、LastRootsは現在のところ日本を対象にしていますが、世界に打って出ることには自信があります。起業した当時の世の中では、IoTやAIそしてブロックチェーンがホットで、その中でもブロックチェーンが一番面白そうと考えて、日本で起業をしました。

ーーそれでは、もしかしたらIoTやAIの領域で起業していた可能性もあるのですね。

小林:はい。”c0ban(コバン)”を思いついたきっかけについて説明すると、ECサイトを運営していた時に、ユーザーを増やすためにGoogleとかFacebookに広告を出していたんですね。そしてもっとも効果的だった広告は、クーポン券がついた広告でした。ただ広告費を広告主に払って、クーポンをユーザーに払う必要があったため、ダブルでコストがかかっていました。それをやめたくて、広告主にお金を支払わずに、ユーザーにお金をあげるモデルに考えつきました。

ーーなるほど。そのような問題意識から”c0ban(コバン)”プロジェクトは生まれたのですね。

c0ban(コバン)はどのようなプロジェクトか?

ーー”c0ban(コバン)”のプロジェクトをまだまだ知らないという方も多いと思いますので、”c0ban(コバン)”について説明をしてもらえますか?

小林:わかりました。”c0ban(コバン)”は「ブロックチェーン × 動画広告」のプロジェクトです。2016年6月に始まり同年の7月よりICOでの資金調達をおこない、開発を進めました。当時は、仮想通貨といえば投資の対象という考え方が中心的で、サービスに紐づいたモノは少なかったです。私たちは”c0ban(コバン)”を通じて仮想通貨・ブロックチェーンを一般の人々に広めていきたいと思いました。

一般の人々に広めるという視点からみると動画はエンタメですので、気軽に視聴して”c0ban(コバン)”を手に入れるというモデルは主婦や学生の方たちにも受け入れやすいと考えました。そして、2016年12月にブロックチェーンが稼働して、アプリケーションも2017年2月ごろからリリース、同年3月にはc0ban(コバン)を日本円と交換できる“c0ban取引所”もリリースしました。

ーーつまり”c0ban(コバン)”はブロックチェーンを世の中に広めていきたいという思いで生まれたサービスということですね。

小林:そうですね。インターネット革命がどうやって普及したかというと、1995年のWindows95とYahoo!が出てきて、一般の人々もインターネットに触れることができるようになりました。今、ブロックチェーン革命といわれている中で、一般の人々が肌で感じられるサービスが実は不足していて、その革命を後押ししてブロックチェーンを知るきっかけを提供できればいいと思いました。

ーーなるほど。小林さんは「ブロックチェーンのここがすごい」とか「ブロックチェーンのこういうところをもっと知ってほしい」と考えていることはありますか?

小林:ブロックチェーンのすごさは一言でいうと、”Decentralized”であることです。それのどこがすごいのかというと、一般の人々でもビジネスの収益機会に参加できるようになるということが大きいと考えています。

今まではどこかに申請をして許可がおりたらアフィリエイトでお金を稼げるというように、収益を得るためには許可・承認・免許が必要でした。それに対して、ブロックチェーンは誰でもどの国に住んでいても、それらを必要とせずお金を稼ぐことができるようになりました。このパラダイムシフトが非常に重要だと思っています。

c0ban(コバン)のビジネスの現状について

ーー”c0ban(コバン)”の広告主はどのような産業からが多いですか?

小林:私たちの運営しているサービス”c0ban.tv (コバンティーヴィー)”は、動画広告プラットフォームですが、自社メディアのような色も持っています。そのため、自社の動画コンテンツが多いのですが、産業では飲食店が1番多いですね。ただ特定の産業にフォーカスしているわけではありません。コンセプトは「知って得する」ですね。

ーーそうなんですね。”c0ban.tv (コバンティーヴィー)”で手に入れることができる”c0ban(コバン)”のトークン(RYO)の価格ですが、最初は120円から始まり現在614円(執筆時点)と頑張っている印象ですが、RYOの価格を支えているものは一体何でしょう。

小林:綺麗な答えとしては、ビジネスモデルへの期待感ですね。あとは戦略的にいろいろな施策を打っています。例えば、海外の取引所へ上場することやビットコインとの交換をまだ意図的におこなえないようにしていることなどがあります。これらは非常にタイミングが大事で、今まではチャンスが来てなかったのですが、来月から海外の取引所への上場に動き出す体制はできてきたかなと思っています。

ーーおお、それはビッグニュースですね。ちなみに”c0ban(コバン)取引所”の流動性についてはどのように考えていますか。

小林:現在の”c0ban(コバン)取引所”の出来高は平均すると1日あたり5千万円から1億円で、月間で20数億円ほどです。まだまだ期待値には達していません。出来高は去年の12月・1月くらいに拡大してから一度減って、少しずつ上昇してきています。SBIとの資本提携もあり、来月には金融庁の定める仮想通貨交換業者に登録されないかと期待しています。年内には月間100億円くらいにしたいですね。

ーー確かに仮想通貨交換業者に登録されれば一気に出来高が増えることも考えられますね。LastRoots社は現在のところみなし業者ということですが、ホワイトペーパーやロードマップをみると、サービスの開発が早く、スケーリングやセキュリティにもかなり配慮していて相当優秀なチームを抱えている印象があります。ブロックチェーンのプロジェクトが優秀なタレントを集める秘訣はありますか?

小林:口説き文句は「もう一回、世界を席巻するITサービスを日本から生み出したい」と訴えることですね。ここ20年間は一度も出てきていなくて、最後は1994年のプレイステーションと1997年のポケットモンスターだと思っています。日本はインターネット革命では乗り遅れていますが、ブロックチェーン革命ではまだチャンスがあり「”c0ban(コバン)”と一緒にやらないか?」と。夢を語ることが肝心です。

ーーなるほど、ビジョンで惹きつけるのですね。1つ疑問に思うことがあるのですが、”c0ban(コバン)”の広告モデルは革新的で今後、競合が市場に参入してくる可能性も十分あると考えているのですが、参入障壁はどのようなものがありますか?

小林:大きく、新規に一からサービスを立ち上げる場合とビットコインや既存の取引所のスキームを利用する場合に分けて答えます。ます、新規はICOがかなり難しく取引所への上場も厳しい状況です。さらに、アプリケーションやブロックチェーンをスクラッチで作って独自の取引所とつなげる開発の難易度も非常に高いです。それが障壁だと思います。

次にビットコイン、イーサリアム、リップルなどと既存の取引所でやるモデルについて述べると、チームがいれば実現性はあると思いますが、将来に対する期待値で勝てると思っています。”c0ban(コバン)”はまだまだアーリーステージですので、サービスを広げることが広告の効率化につながるし、そうなれば”c0ban(コバン)”の価値も上がるはず。ビットコインでやってもいいが、ビットコインが10倍になるとは考えにくいです。要するに、夢への期待感で差別化できます。

ーー期待感が競争力になっているのですね。さて、少し難しい話が続いたのでライトな話題についてお聞きしたいのですが、”c0ban(コバン)”でトークンを稼ぐことを始めるのは簡単ですか?

小林:はい、それはすぐにできます。”c0ban.tv (コバンティーヴィー)”を立ち上げて、Facebookでログインすればいいだけです。1分くらいでできます。

ーーでは、誰であってもすぐにできるということですね。もし今後、広告主が増え続けてプラットフォームが成長したら”c0ban(コバン)”だけで生計をたてるユーザーはあらわれるのでしょうか?

小林:それは狙っています。若い人が月曜〜金曜の通勤時間で”c0ban(コバン)”を貯めて、金曜の夜に貯めた”c0ban(コバン)”で飲みに行く。そういう世界を作りたいですね。

c0ban(コバン)に対して少し突っ込んでみた

ーー少し突っ込みをしたいところがあるのですが、”c0ban.tv (コバンティーヴィー)”のビジネスモデルは、ユーザーが動画を視聴する広告主にとって潜在顧客であることが前提だと思っていて、完全に報酬目的で広告主の製品とかサービスには一切興味がないユーザーがプラットフォームの多数を占めた場合、広告主のメリットは減りますよね?それで広告主が離れ始めると実需が減って”c0ban(コバン)”の価格が下落するリスクがあると思うのですが、それに関してはどのようにお考えですか?

小林:1つの動画で”c0ban(コバン)”がもらえるのは1日1回だけですので、ユーザーが仮に報酬目的であっても毎日、動画広告を見続ければかなりの「刷り込み効果」が期待できます。また、”c0ban(コバン)”も動画の視聴後にランダムにタップする場所が出現するというようにゲーム性もあります。

ーーはじめは報酬目的でも何十回も動画をみているうちに「刷り込み効果」で商品に関心を持って顧客になるということですね。動画の「刷り込み効果」はやはりかなり大きいのでしょうか?

小林:そうですね。動画は15秒くらいで音もついていて、最後まで視聴しないと”c0ban(コバン)”がもらえないので、知らないうちに興味を持つというわけです。

ーーなるほど、よくわかりました。現時点の”c0ban(コバン)”が抱えている課題についてもお聞きしてもいいですか?

小林:まず今年の業界の課題ですね(笑) コインチェック事件以降は守り一辺倒でやってきて、それがようやくクリアされるきざしがみえてきました。そして、次の課題は、広告主の増加と”c0ban(コバン)”の決済ですね。

ーー営業は苦戦していますか?(笑) “c0ban(コバン)”の理想的なモデルでは、ユーザーは広告主の製品とサービスを”c0ban(コバン)”で支払えるようにするということですが。

小林:今は飲食店に営業をかけているのですが「仮想通貨って何?」とか「会計が面倒なので日本円でできないか?」などのお声をいただいています。

ーー解決の糸口はありますか。

小林:サービスの作り込みですね。ユーザーは”c0ban(コバン)”で報酬がもらえて、”c0ban(コバン)”で支払いをするが、お店に届くのは日本円という仕組みが必要かと考えています。やはり普通の企業が仮想通貨を会計処理することはまだまだ大変ですので。

ーーなるほど、そのシステムは実装中ですか。

小林:はい、これから作り込んでいってPOSとも連動できたらと思っています。

Coin Choiceの読者にメッセージ

ーー長時間のインタビューありがとうございました。最後にCoin Choiceの読者にメッセージをお願いします。

小林:”c0ban.tv (コバンティーヴィー)”は知って得する動画が1,000本以上あります。読者の知らないモノを発見して気軽にユーザーになることができるので、待っています!また、”c0ban(コバン)”プロジェクトを応援したい人材も募集しています。

★LastRoots社の採用ページ
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