The Graphとは?
The Graph(ザ・グラフ)はイーサリアム(Ethereum)などのブロックチェーン上のデータをインデックス化し、サブグラフと呼ばれるAPIで公開することで簡単にdAppを構築できるようにするプロジェクトです。Yaniv Tal (プロジェクトリード)、 Jannis Pohlman(テックリード)、そして Brandom Ramirez(リサーチリード)によって立ち上げられました。
主にdApp開発者たちによって使われるツールで、CoinGecko、 Uniswap Info、Decentraland, Synthetixなど暗号資産ユーザーになじみのあるプロジェクトでも使われています。
TheGraphにはGRTというトークンがあります。インデクサー、キューレーター、デリゲーターなどThe Graphにおいて各役割を果たす人たちへのインセンティブとして使用されており、ステーキングすることが可能です。GRTトークンはバイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)などで取り引きされています。
GRTはERC20トークンで初期総供給量は100億GRT、インフレーションは毎年3%でスタートしています(ガバナンスによって変わる可能性あり)。一方で供給力が下がる仕組みもあり、クエリ手数料(query fee)の約1%がバーンされるほか、初めてGRTをリワードを受け取るときにリワードGRTの0.5%がプロトコルによって自動的にバーンされるデポジット税(Deposit tax)などの仕組みがあります。
参照:The Graph
The Graph(GRT)のステーキング方法
ここではステーキングサービスの「stakefish(ステークフィッシュ)」を使ってステーキングする方法を紹介します。動画も用意されていますが、この記事では日本語で解説します。
①まずはステークフィッシュ のウェブサイトからバリデータのアドレスをコピーします。
②The Graphのエクスプローラーに移動します。
すると、下記のような画面が表示されると思います。
ここで一旦メタマスク(Metamask)を確認しましょう。ステーキングに使いたいGRTをすでにメタマスクにスタンバイ済みの方は③へ進んでください。
メタマスクにGRTを移していない方は、ブラウザからメタマスクを開いて、「Add Toke((トークンを追加)」をクリックし、トークン検索窓にGRTと入力して追加してください。
③メタマスクを接続します。
右上のコネクトボタンをクリック
Metamaskを選択
④右上のDelegateボタンをクリックします。
デリゲートしたい金額を入力して「Submit Transaction(トランザクションを送信)」を押してください。
メタマスクの方でも「Conform」ボタンを押し、トランザクション実行の為にもう一度「Confirm」ボタンを押します。
これでステーキング完了です!
GRTステーキング知識
Delegation capacityとは?
The Graphでは、各インデクサが自分でステーキングしている金額と他のユーザーからデリゲートしてもらう金額のデリゲート比率は1:16となっています。例えばインデクサーが自身で1,000GRTステークしている場合、デリゲーションのキャパシティは16,000となり、ほかの保有者から最大16,000 GRTのデリゲートを受けられることを意味します。この容量を超えてしまうと、デリゲーターのリワードが少なくなってしまいます。この容量以下であれば、デリゲータとインデクサの両方が最も効率的に報酬を受け取ることができます。
ステークフィッシュを利用する場合の手数料
インデクサー報酬とクエリ手数料の10%が手数料となります。例えば、インデクサがリワードと手数料で100GRTを獲得したとすると、デリゲータは90GRTを受け取り、ステークフィッシュは10GRTを受け取ります。
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この記事はstakefishからコンテンツ協力を得て提供しています。stakefishは暗号資産ユーザー向けのステーキングサービスを提供しています。Ethereumをはじめとした様々なノード運用の実績を元にサービスを提供しており、ユーザーは秘密鍵を渡すことなくステーキングができます。stakefishによるステーキングサービスの詳細を知りたい方は是非下記のリンクをご参照ください。