イーサリアムコアデベロッパーは手数料モデル変更”EIP-1559”の実装をロンドンハードフォークで実装することに合意。ロンドンハードフォークはベルリンハードフォークの次に行われる大型アップデートであり、2021年7月に実装を目指す。
ETH超速報:イーサリアムコアデベロッパーはEIP-1559の実装をロンドンハードフォークで実装することに合意。ディフィカルティボムの調整の関係から、7月の実装を目指すhttps://t.co/npkHFVzTbl#イーサリアム #Ethereum #仮想通貨 #暗号資産 #ETH #DeFi #EIP1559 #墨汁うまい #ビットコイン
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) March 5, 2021
ロンドンハードフォークでのEIP-1559が決定
5日、イーサリアムの全コアデベロッパー会議が行われ、イーサリアムの手数料モデルを変更するEIP-1559の実装について話し合いが行われた。EIP-1559は主な手数料として支払われるベース手数料(Base fees)がネットワークから焼却(バーン)されるため、ETH価格の影響を及ぼす重要なファンダメンタルだ。
全コアデベロッパー会議107では、ベルリンハードフォークのEIPやスケジュール、上海ハードフォークと合わせてEIP-1559の実装をロンドンハードフォークで行うかが議論され、全コアデベロッパーにより実装が承認された。ロンドンハードフォークはディフィカルティボムの影響がではじめる7月前後の実装を予定しており、現時点では実装は決まったがブロックナンバーなどは決定していない。
シャンハイ(上海)ハードフォークでのEIP
またコアデベロッパーは
「EIP-1559の実装は大きな変更となる大型アップデートであるため、実装するEIPは最小にすべきだ。コミュニティの意見を聞いて他のEIPはロンドンハードフォークの次の実装となる”シャンハイ(上海)ハードフォーク"で行う」
と提案。
EIP-1559以外のEIPを実装する場合、より多くの時間を必要とするためロンドンハードフォークの実装の遅れの可能性を最小限にすることが目的となる。そのためEIP-1559と7月前後に影響が出てくるディフィカルティボムでのアイスエイジ(マイニングが困難になる次期のこと)を2022年夏まで遅延するEIP-3239の2つのみを実装することになる。
そのためこの2つのEIP以外には”シャンハイハードフォーク”として、ロンドンハードフォークの実装後に行う予定で合意した。
ベルリンハードフォーク
またロンドンハードフォーク前に実装予定であるベルリンハードフォークは、イーサリアムテストネットであるRopstenを3月10日前後、イーサリアム2.0のマルチクライアントテストネットであるPyrmontが展開されているGoerliテストネットを3月17日前後に予定している。
今回のコアデベロッパー会議によってEIP-2315”EVMのシンプルサブルーチン”のベルリンでの実装延期が決定した。EIP-2315の実装については必須確認事項が多くあり、一部のデベロッパーにより実装の反対が出ていたことなどが理由となっている。
ベルリンハードフォークは2021年4月14日付近を予定しており、#12,244,000ブロックを予定している。
▼墨汁サロンではイーサリアム2.0の最新動向や32ETHステーキングのやり方の解説や検証、テクニカル分析理論、最新のDeFiやファンダメンタルなどをより深く解説しています。