【墨汁速報】イーサリアムステーキング10万アカウント突破 イーサリアムの今後に貢献する理由とは?

イーサリアムのステーキング数は320万ETH(約4,700億円)を超え、イーサリアム2.0上でアクティベート(正式登録)されたバリデータ数は記念すべき10万を超えた。バリデータ数の増加は今後のイーサリアム2.0の次の開発となる「フェイズ1」のセキュリティを確保する重要な指標となる。

イーサリアムステーキング320万ETH突破

32ETHをステーキングして参加する次世代イーサリアム2.0のBeacon Chainは、ステーキングが320万ETHを突破した。1ETHは執筆時14.7万円であるため、日本円にして約4700億円にも相当するイーサリアムがデポジットコントラクトにロックされていることになる。

バリデータとしてイーサリアム2.0に参加するには、32ETH単位でデポジットが必要になるため、イーサリアム2.0には現在10万バリデータ以上が参加しているということになる。またステーキング後にはBeacon Chainによるバリデータとして「アクティベート(正式登録)」待ちが必要だが、現在のアクティベートされたバリデータ数は10万を超え、100601バリデータとなっている。

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イーサリアム2.0のセキュリティ上昇

32ETHのステーキングが増えるということは、現在は引き出しができない一方通行であるため、ETHがイーサリアム2.0のデポジットコントラクトにロックされる。これによりETHの市場供給量が著しく減少し、約4ヶ月で320万ETHであることから発行数の倍近い1日2.6万ETHが市場から減少していることになる。

またBeacon Chainのネットワークを10万バリデータがセキュアに保っており、さらにブロックチェーンのセキュリティを保つのに重要なデータを検証する
「ノード」がバリデータや所有者ごとに必要になるため、イーサリアム2.0はブロックチェーンの中で最もノード数が多いセキュアなチェーンであると仮定できるだろう。

イーサリアム2.0フェイズ1

また現在はフェイズ0の初期段階だが、今年から来年にかけて実装される予定のフェイズ1では、ブロックチェーンを64個に分割したShardingが実装される。バリデータはこれらのShard Chainをセキュアに保つ役割も担っており、現状では1つのShard Chainに1562バリデータの割り振りとなるため、バリデータ数の増加はイーサリアム2.0の将来的なセキュリティ上昇の貢献にもなるのだ。

Shardingは今年から来年にかけて実装される予定となっており、Beacon Chainローンチ時にデベロッパーは2020年2月の時点で「Shardingの開発は90%終了している」と述べている。開発は各デベロッパーやリサーチチームが並行して行っており、フェイズ1やフェイズ2への実装はユーザーが考えるより早く実現するかもしれない。


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