日本のステーブルコイン完全ガイド【2025年最新】規制・取引所・JPYC承認の全貌解説
日本のステーブルコイン完全ガイド【2025年最新】規制・取引所・JPYC承認の全貌解説

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日本のステーブルコイン完全ガイド【2025年最新】規制・取引所・JPYC承認の全貌解説


冒頭の直接回答(2025年10月28日更新)

日本では2023年6月の改正資金決済法(PSA)施行で、ステーブルコインは「電子決済手段(EPI)」として制度化。2025年3月26日にはUSDCがSBI VCトレードで一般向け取扱いを開始し、同年10月27日にはJPYCが国内初の円建てステーブルコインの発行を開始しました(FSA承認報道は8月中旬、正式ローンチは10月)。これにより、円・ドル双方のステーブルコインを日本円で購入・償還できる環境が整いました。

要点

  • 2023/6/1:改正資金決済法施行。ステーブルコインをEPIとして明確化(発行者要件・分別管理・償還等)。
  • 2025/3/26:SBI VCトレードがUSDCの一般向け取扱いを開始(国内初)。
  • 2025/8:FSAが国内初の円建てステーブルコインJPYC承認と報じられ、2025/10/27に発行開始
  • 2025/6の制度改正で、信託型ステーブルコインの裏付け資産管理の柔軟化、仲介業(登録制)の創設などを追加。
  • 米国でも2025/7に連邦法(GENIUS法)成立で国際的な規制整備が進展。

日本のステーブルコイン規制の歴史と現状

日本ステーブルコイン規制の概要図

改正資金決済法の施行(2023年6月)

2023年6月1日施行の改正PSAにより、ステーブルコインは「電子決済手段(EPI)」として定義。暗号資産とは法的に区別され、額面償還分別管理などの利用者保護が明文化されました。

電子決済手段の要点

  • 通貨建て資産(例:JPY/ USD)に裏付けられ、額面での償還が前提。
  • 暗号資産と区別(価格変動資産ではない)。
  • 分別管理や監督下での運用。

発行主体の限定

発行者は銀行・信託会社・資金移動業者に限定。日本では海外発行のドル建ては「外国電子決済手段」として扱われます(例:USDC)。

2025年の追加改正

2025年6月成立の追加改正では、信託型ステーブルコインの裏付け資産管理・運用の柔軟化や、交換業者と利用者を引き合わせる仲介業(登録制)の創設などが盛り込まれました。


日本で取引・利用できるステーブルコイン【2025年10月時点】

USDC(米ドル連動型)

国内取扱い:2025年3月26日、SBI VCトレードが一般向け取扱いを開始(国内初)。Circleは日本での展開強化と複数取引所での今後の上場計画に言及。

主な特徴

  • 発行者:Circle(米国)/毎月の準備資産開示。
  • 国内区分:外国電子決済手段

取引の留意点:ローンチ時点ではイーサリアム版USDC対応、販売所での売買、1回あたりの上限設定等のガイドあり。最新の上限・手数料は公式を確認してください。

JPYC(日本円連動型)

国内初の円建てステーブルコイン:2025年8月にFSA承認が報じられ、2025年10月27日に発行開始。1JPYC=1円、JGB(国債)等で裏付け、円への償還にも対応。

発行・流通の見通し:当初は発行体による販売・償還を軸に、順次取引所での流通拡大が見込まれます(発行3年で残高10兆円目標が示されました)。最新の購入手段は公式発表を確認してください。


改正資金決済法の詳細(要点)

EPIの分類と例

分類 概要 主な例
電子決済手段(国内) 円建て・国内発行。額面償還・分別管理。 JPYC(2025/10発行開始)
外国電子決済手段 海外発行の通貨連動型。 USDC など
信託型ステーブルコイン 信託スキームで裏付資産を分別管理。 制度整備が進展(2025改正)

利用者保護

  • 自己資金と完全分離した管理、信託銀行等での保全。
  • 額面償還(1円=1JPYC、1USD=1USDCのパリティを前提)を想定。

国際動向(2025)

米国:GENIUS法(連邦安定通貨法)の成立

2025年7月、米国で連邦レベルのステーブルコイン規制法「GENIUS法」が成立。高流動資産での裏付け毎月の準備資産開示などが義務化され、機関投資家や銀行との連携が進む見込みです。


買い方ガイド(初心者向け手順)

USDCを日本円で買う(SBI VCトレード

  1. 公式サイトで口座開設(本人確認/KYC)。
  2. 日本円を入金(即時入金/振込など)。
  3. 販売所で「USDC」を選び、購入数量を入力して注文確定。初期ガイドではイーサリアム版USDCに対応、取引上限の案内あり。
  4. 必要に応じて外部ウォレットへ出庫(ネットワーク手数料や最小/最大額、出庫時間に注意)。

ヒント:今後、他の国内取引所での上場拡大が見込まれますが、現時点で一般向け売買が確認できるのはSBI VCトレードです(2025/10時点)。最新状況は各社の告知で確認してください。

JPYC(円建て)を買う・使う

  1. 発行体の案内に従ってアカウント登録・本人確認(KYC)。
  2. 銀行振込で日本円を入金し、登録ウォレットにJPYCを受け取る。
  3. 必要に応じて円へ償還(逆方向の手続き)や、対応取引所・加盟事業者での利用へ。初期段階では発行体経由の販売・償還が中心で、段階的に流通拡大見込み。

※具体的な対応ウォレット/チェーン、手数料、最小/最大金額、対応取引所はローンチ後に順次拡充されます。必ず最新の公式案内を確認してください。

日本の主要仮想通貨取引所

BitTrade(ビットトレード)

特徴

  • 豊富な暗号資産銘柄を取り扱い(29銘柄)
  • 高度なセキュリティシステム
  • 初心者から上級者まで対応のUI/UX

主要手数料

  • 売買手数料:販売所スプレッド、取引所0.05~0.2%
  • 入金手数料:銀行振込無料
  • 出金手数料:330円
  • 送金手数料:銘柄により異なる

最小購入額:販売所500円、取引所0.001BTC 積立サービス:対応 スマホアプリ:高機能アプリあり セキュリティ:コールドウォレット、2段階認証 向いているユーザー:多様な銘柄への分散投資を検討している方

BitTrade公式サイト

SBI VCトレード

特徴

  • SBIグループの信頼性と実績
  • 業界最低水準の手数料体系
  • 充実したレンディングサービス

主要手数料

  • 売買手数料:無料
  • 入出金手数料:無料
  • 送金手数料:無料(業界最高水準)

取扱銘柄:23銘柄 最小購入額:500円 積立サービス:毎月500円から レンディング:年率最大8% セキュリティ:金融庁認可業者の高度なセキュリティ 向いているユーザー:手数料を最小限に抑えたい初心者から中級者

SBI VCトレード公式サイト

Coincheck(コインチェック)

特徴

  • 国内最大級の暗号資産取引所
  • 初心者にも分かりやすいシンプルな操作性
  • NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」運営

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料、取引所無料
  • 入金手数料:銀行振込無料(振込手数料は利用者負担)
  • 出金手数料:407円
  • 送金手数料(BTC):0.0005BTC

取扱銘柄:29銘柄 最小購入額:500円 積立サービス:月1万円から(14銘柄対応) 特別サービス:Coincheck NFT、IEO実施経験 向いているユーザー:暗号資産初心者、NFTに興味がある方

Coincheck公式サイト

bitbank(ビットバンク)

特徴

  • 全暗号資産取引量国内No.1の実績
  • 高度な取引ツールとチャート機能
  • Maker手数料マイナス(報酬システム)

主要手数料

  • 売買手数料:Maker -0.02%、Taker 0.12%
  • 入金手数料:無料
  • 出金手数料:550円/770円(3万円以上)
  • 送金手数料(BTC):0.0006BTC

取扱銘柄:38銘柄(国内最多クラス) 最小購入額:0.0001BTC 積立サービス:なし(現在) セキュリティ:コールドウォレット、マルチシグ対応 特殊機能:リアルタイム入金、高度な注文機能 向いているユーザー:取引量の多いアクティブトレーダー、上級者

bitbank公式サイト

OKJ(オーケージェー)

特徴

  • 世界大手OK Groupの日本法人による運営
  • 業界トップクラスの狭いスプレッド
  • 高利回りFlash Dealsやステーキングサービス

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料、取引所Maker -0.01%/Taker 0.02%~(キャンペーン時)
  • 入金手数料:無料(振込手数料は利用者負担)
  • 出金手数料:400円
  • 送金手数料:銘柄により異なる(IOSTは格安)

取扱銘柄:47銘柄(国内最多クラス)
最小購入額:500円
積立サービス:対応
スマホアプリ:高機能アプリあり
セキュリティ:コールドウォレット、2段階認証
独自サービス:Flash Deals(年率最大100%超の実績)、マルチチェーン対応
向いているユーザー:スプレッドを重視する方、多様な銘柄に分散投資したい方、レンディングに興味がある方

OKJ公式サイト

bitFlyer(ビットフライヤー)

特徴

  • ビットコイン取引量9年連続国内No.1
  • 創業以来ハッキング被害ゼロの高度なセキュリティ
  • 1円から取引可能な初心者に優しい設計

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料、取引所0.01~0.15%(取引量により変動)
  • 入金手数料:住信SBIネット銀行無料、その他銀行330円
  • 出金手数料:三井住友銀行220円/440円、その他550円/770円
  • 送金手数料(BTC):0.0004BTC(XRP、MONA、XLMは無料)

取扱銘柄:38銘柄
最小購入額:1円
積立サービス:対応
レバレッジ取引:bitFlyer Lightningで最大2倍(BTC、ETH対応)
セキュリティ:マルチシグ、コールドウォレット、2段階認証
特別サービス:bitFlyer クレカ(利用額の0.5~1.0%がBTCで還元)、ビットコインをもらう、IEO実績
向いているユーザー:少額から始めたい初心者、取引量の多いアクティブトレーダー、レバレッジ取引に興味がある方

よくある質問(FAQ)

Q1. 日本でステーブルコインは安全に取引できますか?

日本ではPSAに基づき、発行者の分別管理・額面償還などの枠組みが整備されています。交換/取引は登録業者・適法なスキームに限定され、2025年改正で仲介業の枠組みも整いました。

Q2. いま日本で実際に買えるステーブルコインは?

2025年10月現在、USDCはSBI VCトレードで一般向けに売買可能。JPYCは2025年10月27日に発行開始され、発行体経由の販売・償還から流通が始まっています。

Q3. 電子マネーとの違いは?

ステーブルコインはブロックチェーン上で24時間/即時決済・相互運用が可能で、スマートコントラクト連携による自動化(プログラマブル決済)も特徴です。

Q4. 税務上の扱いは?

区分はEPI/外国EPIですが、具体的な個人課税の運用は取引態様(売買差益や償還、利息相当の収受 等)により異なります。最新の国税庁資料や税理士の確認を推奨します(制度が進展中のため最新ガイダンスを参照)。


まとめ

2025年は日本のステーブルコイン元年。USDCの国内一般取扱いと、JPYCの発行開始により、円・ドル双方の高信頼なデジタルマネー基盤が整いました。企業間決済の効率化、個人の国際送金、Web3決済など幅広い活用が見込まれます。まずはSBI VCトレードでUSDC、あるいはJPYCの公式案内から小額で試し、送受金・保管・手数料の実務感覚を掴むのが安全です。

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