
米ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)はイーサリアムのWeb3ウォレット「メタマスク」やzkEVMのリネア(Linea)の開発を行うイーサリアムスタートアップ「コンセンシス(Consensys)」を筆頭に612億円を調達。この資金でイーサリアムのネィティブトークン「ETH」を購入し、戦略的イーサリアム準備金を構築することを発表した。
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戦略的イーサリアム準備金に612億円を調達
米ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミング(NASDAQ:SBET)はイーサリアムのメタマスクやリネア開発のコンセンシス・ソフトウェア社を筆頭に、パンテラ・キャピタル、ギャラクシー・デジタル、パラファイ・キャピタル、エレクトリック・キャピタルなど複数のヘッジファンドから612億円(4.25億ドル)の資金調達を行ったことを発表した。
この資金は同社が「戦略的イーサリアム準備金(Strategic Ethereum Reserve)を構築するためのETH購入資金に当てられることになる。この資金調達はPIPE、つまりファンドからの私募増資を受ける方法であり、ベースとして1株6.15ドル、企業によっては6.72ドルで6910万株の売却により調達するという方法となっている。
直近では米最大手仮想通貨取引所のコインベースがETH現物の購入をするなど、上場企業によるイーサリアム購入をする例が増加している。
ETH速報:Nasdaq上場のSharpLink Gamingが4.25億ドル(612億円)を張達、ETHの「戦略的イーサリアム準備金」の構築に当てる。
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) May 28, 2025
約6910万株をMetamaskやzkEVMのLinea開発のConsensysを筆頭にPantera Capital、Glalxy Digitalなどに売却。… https://t.co/6U6kdPrT6B pic.twitter.com/8th6shkorT
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ビットコイン準備金とイーサリアム準備金
ビットコインではマイクロストラテジー(ストラテジー)社が世界で最もビットコインを保有しており、ブラックロックのビットコインETFを超える58万BTCを有志、未だに購入を継続している。直近では仮想通貨推進派のトランプ大統領の「トランプメディア」が同様にコンバーチブルノートと株式で3600億円を調達し、ビットコイン準備金を構築すると発表している。
イーサリアムではコインベースが13.7万ETHを保有しており、直近の決算でETHを追加購入していることが判明、同じくナスダック上場のビット・デジタルが2.7万ET、BTCS社が1.25万ETHを保有しており、全体では約97.1万ETH3720億円相当に上る。
イーサリアムETFと合わせてETH価格はこのイーサリアム準備金により最高値更新の可能性を秘めているといえるだろう。
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