
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
※本記事は、2026年9月15日時点で確認できたFarside Investors、SoSoValue、Reuters、米連邦準備制度理事会(FRB)、Coincheck、SBI VCトレードなどの公開情報をもとに作成しています。
ーーー
米国のビットコイン現物ETFから資金が流出する一方、イーサリアム(ETH)などの現物ETFには資金が入りました。
9月8~11日の4営業日で、ビットコイン(BTC)現物ETFから約4億6,270万ドルが純流出しました。
一方、ETHには約1億9,690万ドル、XRPには約1,900万ドル、ソラナ(SOL)には約970万ドルが純流入しています。
一見すると、ビットコインからアルトコインへ投資資金が移っているようにも見えます。
しかし、ETH・XRP・SOLへの流入額を合わせても、BTCから流出した金額の半分程度です。
今回の数字だけで「BTCからアルトコインへ一斉に資金が移った」と判断するのはまだ早いでしょう。
なお、今回話題になっているのは米国の証券市場で取引される「現物BTC ETF」です。
国内の暗号資産取引所でBTCそのものを購入する場合とは仕組みが異なります。
BTCに興味を持った場合も、1BTCを丸ごと購入する必要はありません。
Coincheckの販売所では、購入・売却ともに円建てで500円相当額から注文できます。
初めて購入する場合は、最低購入額だけでなく、販売所と取引所の違いや手数料なども確認しておきたいところです。
⇒ Coincheckの特徴・手数料・口座開設方法を確認する
BTC ETFは4日連続流出、ETHは最終日に大きく流入
Farside Investorsによると、米国の現物BTC ETFは9月8日に約4,660万ドル、9日に約1億2,020万ドル、10日に約2億8,270万ドル、11日に約1,320万ドルの純流出となりました。
4営業日すべてで資金が流出し、合計は約4億6,270万ドルです。
これに対してETH ETFは、同じ4営業日の合計で約1億9,690万ドルの純流入となりました。
ただし、毎日安定して資金が入っていたわけではありません。
9月8日は約2,430万ドルの流出、9日は約3,470万ドルの流入、10日は約2,990万ドルの流出でした。
流れが大きく変わったのは11日です。
この1日だけで約2億1,640万ドルが流入し、4営業日の合計を一気にプラスへ押し上げました。
つまり「BTCが売られ続ける一方でETHが毎日買われた」のではなく、週後半にETHへ大きな資金流入が発生したというのが実態です。
同じ期間に、XRPの現物ETFには約1,900万ドル、SOLには約970万ドルが純流入しました。
BTCから流出した資金がすべてアルトへ向かったとはいえない
では、BTC ETFから流出した約4億6,270万ドルは、そのままETH・XRP・SOLへ移ったのでしょうか。
数字からは、そうとはいえません。
ETH・XRP・SOLへの純流入を合計すると約2億2,560万ドルです。
BTC ETFから流出した金額の約49%にとどまります。
ETFのデータから確認できるのは、BTCから資金が流出する一方、一部の主要暗号資産には資金が入ったということまでです。
そもそも、BTC ETFを売却した投資家と、ETHやXRPなどのETFを購入した投資家が同じとは限りません。
BTC ETFから引き揚げられた資金が現金として残っているのか、株式や債券など別の資産へ向かったのかも、ETFの資金フローだけでは追跡できません。
現在は米国の金融政策も、暗号資産市場の資金の流れを考えるうえで重要な材料です。
Reutersは、市場で9月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが高い確率で織り込まれていると報じています。
一般に金利が上昇すると、利回りを得られる債券などの魅力が相対的に高まり、BTCを含むリスク資産への資金流入を抑える要因になる場合があります。
そのため、今回のBTC ETFからの流出についても、単純な「BTCからアルトコインへの乗り換え」だけで説明するのは難しいでしょう。
次に見るべきは「アルトへの流入が続くか」
今回の数字だけで、アルトコイン全体への資金移動が始まったと判断するのはまだ早い段階です。
特にETHは、4営業日で約1億9,690万ドルの純流入となったものの、その大部分を9月11日の1日で記録しています。
XRPとSOLにも資金は入りましたが、BTC ETFの流出額と比べれば規模は小さいままです。
本格的な資金の流れの変化を判断するには、ETH・XRP・SOLへの流入が今後も続くかを確認する必要があります。
今週は相場を動かす可能性がある大きなイベントも控えています。
米国では暗号資産市場の規制枠組みをめぐるCLARITY Actの審議が進んでいるほか、FRBは9月15~16日にFOMCを開催します。
規制や金融政策の結果によっては、BTCを含む暗号資産やETFへの資金の流れが再び変化する可能性があります。
ETHやSOLを長く保有する場合はステーキングも確認
今回のETFへの資金流入をきっかけにETHやSOLへ興味を持った場合、国内取引所では売買以外のサービスにも違いがあります。
SBI VCトレードではETH・XRP・SOLを取り扱っており、このうちETHとSOLはステーキングの対象です。
ステーキングでは、対象となる暗号資産を保有することで報酬を受け取れる場合があります。
長期保有を考える場合は、売買時の条件だけでなく、ステーキングの対象銘柄や報酬の仕組み、入出庫条件なども含めて比較しておきたいところです。
⇒ SBI VCトレードの手数料・ステーキング・口座開設方法を確認する
今回のETFデータで注目したいのは、BTCから資金が流出したことだけではありません。
BTC ETFが4営業日連続で純流出となる一方、ETHは11日に大きな資金流入を記録し、XRPやSOLにも資金が入りました。
ただし、ETH・XRP・SOLへの流入を合わせても、BTCからの流出額の約49%です。
現時点では「BTCからアルトコインへ資金が一斉に移った」というより、暗号資産ETFの中でも資金の動きに差が出ていると見る方が適切でしょう。
今後はETHなどへの資金流入が一時的な動きで終わるのか、それとも数週間続くのかが焦点になります。
⇒ 取扱銘柄やサービスから国内仮想通貨取引所をまとめて比較する
※本記事は、特定の暗号資産、株式、その他の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。
※金融庁・財務局への登録を受けた国内暗号資産取引所を利用しても、暗号資産の価格変動、元本割れ、システム障害、サイバー攻撃、不正アクセス、入出庫停止などのリスクがなくなるわけではありません。
各社の最新情報や利用条件を確認し、自身の判断で取引を行ってください。
出典・参考
- Farside Investors「Bitcoin ETF Flow」
- Farside Investors「Ethereum ETF Flow」
- Farside Investors「Solana ETF Flow」
- SoSoValue「U.S. Crypto Spot ETF」
- Reuters「Bitcoin's late summer rally set to face off against the Fed, Congress」
- Reuters「US Senate Republicans release new crypto bill text ahead of critical vote」
- Federal Reserve Board「FOMC Calendar」
- Coincheck「販売所での取引注文ルール」
- SBI VCトレード「サービス概要」
- SBI VCトレード「ステーキング」
