米国証券取引委員会(SEC)はグレースケールとのビットコイン現物ETF(Bitcoin Spot ETF)の否決に関する訴訟で敗訴したものの、ブラックロックやフィデリティが申請しているビットコイン現物ETFの審議の延長を発表した。ビットコイン価格はグレースケールの勝訴で8%高騰していたが、再度価格が下落しており高騰前の価格を下回っている。
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*現在速報のため追記中。最新の更新は@bokujyuumaiよりお知らせします。
SECビットコイン現物ETFの審議を延長
米国証券取引委員会(SEC)は現在ブラックロックやフィデリティなど多くのファンドが申請している「ビットコイン現物ETF(Bitcoin Spot ETF)」の審議を45日延長することを発表した。この延期はSECがルール変更を求める際に審議を行うために認められていることであり、想定の範囲内であると言えるだろう。
この発表は米国時間31日に行われているため、次の審議のデッドラインは2023年10月17日の現地時間までとなっている。今回の延長は全てのビットコイン現物ETFで発表されており、
・ブラックロック(BlackRock)
・ウィズダム・ツリー(WisdomTree)
・インベスコ・ギャラクシー(Invesco Galaxy)
・ワイズ・オリジン(Wise Origin)
・ヴァンエック(VanEck)
・ビットワイズ(Bitwise)
・バルキリー・デジタル・アセット(Valkyrie Digital Assets)
が含まれている。
BTC速報(1/x):グレースケールの勝訴後、米国証券取引委員会(SEC)のビットコイン現物ETFの審議デッドラインは
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) August 31, 2023
・ブラックロック
・フィデリティ
・ヴァルキリー
など他全ての申請の審議延長を発表。#ビットコイン #ビットコインETF #ブラックロック #仮想通貨 #暗号資産 #BTC $BTC pic.twitter.com/OQO9ffN7Na
2024年にビットコイン現物ETF承認か?
ブルームバーグのアナリストによると、グレースケールの米国証券取引委員会(SEC)勝訴によってビットコイン現物ETFが承認される確率が75%まで高まっていると述べており、2024年の最終デッドラインまでには95%の確率で承認されると考えているようだ。
ビットコインは2024年には新規発行されるBTC数が半分となる半減期を控えており、ビットコイン現物ETFへの承認の期待が高まっていることからも来年は大きな年になると言えるだろう。一方で現在のビットコイン価格はグレースケールの勝訴前の26000ドルを下回っており、高騰は全戻し状態でむしろ高騰前の価格を割っている状態だ。
イーサリアムのL2やzkEVM、レイヤーゼロ(LayerZero)などの技術的な急成長を見せている仮想通貨だが、FRBの利上げによるタカ派で上値は重い状態が続いている。これらのファンダメンタルを考慮しても2024年に向けての価格回復はビットコイン現物ETFの承認が鍵となることが安易に予想できるだろう。
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