【墨汁速報】DYDX給付金が1ユーザー最大1500万円を記録 DYDXの引出し(Claim)がついに開始

イーサリアム上の分散仮想通貨取引所dYdXのガバナンストークン「DYDX」のロックアップ期間が終了した。このロック終了に伴い対象ユーザーはDYDXをClaim(発行)することができるようになり、最大で1ユーザー1500万円の給付金となった。

仮想通貨DYDXとは?

dYdXはイーサリアム上の分散仮想通貨デリバティブ取引所で、最大で25倍のレバレッジをかけることができる。DYDXは独自ガバナンストークンであり、

  • dYdXでの売買手数料の割引
  • dYdXの今後の方向性の投票や提案

を行うことができる。

これはUniswapのUNIなどと同様であるものの、デリバティブ取引所という特性上の手数料割引などが違う点と言えるだろう。

DYDX価格が暴騰

Coingeckoによると、DYDX価格はClaim可能になった9日0時で約14.24ドルを記録。その後、執筆時点で価格は10ドル前後を推移している。

DYDX価格推移

またdYdXは「意図的に上場などはするつもりはない」と述べていたものの、Claim開始からわずか数時間で、OKExやHuobi Global、FTXなど数多くの仮想通貨取引所に上場されている。

Uniswapはイーサリアム上のコントラクトであるため誰でもDYDXの取引ペアを追加でき、すでに簡単にスワップできる状態だ。

最大1500万円のDYDX給付金

DYDXは取引量に応じて「給付金」と呼ばれている初期割当が決まる。最大で1.1億円以上をdYdXで過去に取引していると、9525~DYDXが付与されるということになる。価格は一時的に14ドルをつけたため約1,500万円が最大で787アカウントに付与されたことになる。

筆者のアカウントでは4349DYDX~が対象であったため、最大で約670万円の給付金になった。またDYDXは売買せずにレンディングしたアカウントも対象になっており、310DYDXが割り振られており、現在の価格でも最低1アカウント約34万円となっている。

DYDXを発行するにはdYdX Foundation(https://dydx.community/history)からできる。


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