【墨汁速報】REX Shares、異例の形態でイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)ステーキングETFをローンチ

資産運用会社のREX Sharesはイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)の現物を運用する仮想通貨ETFを米国証券取引委員会(SEC)に新たに申請、ブルームバーグによるとこのステーキングETFはローンチ承認されたという。この仮想通貨ETFは「ステーキングETF」とされており、上場投資信託としては通常の株式会社として申請する異例の形態となっている。

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米国初のイーサリアムステーキングETFとソラナETF

ETFプロバイダーであるREX Sharesは日本時間31日、イーサリアム(ETH)現物とソラナ(SOL)現物を運用し、運用する仮想通貨の50%をステーキング運用する「ステーキングETF」の提供を米国証券取引委員会(SEC)に申請、登録届出書の有効により承認された。

イーサリアムはブラックロックやフィデリティなどがリードする現物型イーサリアムETFを既にローンチしているが、ソラナは3月20日にローンチしたSOL現物を運用するのではなく先物型ソラナETFのみしか承認されていなかった。そのためREX SharesのステーキングETFはソラナ初の現物型ソラナETFとなり、ETHステーキングETFとなる。

REX SharesのCEO、グレッグ・キング(Greg King)氏によるとイーサリアムとソラナのステーキングETFは2025年6月中旬のローンチを予定しているという。

 

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ビットコインETFでは実現できない利回りという魅力

ビットコイン(BTC)はゴールド(金)と同じであり、保有するだけでは利回りや報酬を産まず、マイニング専用のASICを介して巨額の電気代を投入する必要がある。そのためビットコインETFはBTC現物を管理するというリスクや負担をカストディアンに関節的に委託できる一方、S&P500の米株ETFなどのような配当の魅力がない。

対してイーサリアムやソラナのステーキングETFでは運用する現物をステーキングすることでネィティブプロトコルとしての報酬を低リスクで実現が可能であり、それらの報酬を配当として投資家に還元ができるという大きな違いがある。

30日には米国証券取引委員会(SEC)が「ステーキングはハウィーテストの投資契約に当たらない」と見解を示しており、今回のステーキングETF承認につながったとうことになるだろう。ビットコインの史上最高値更新に対してグレースケールの「禊」による巨額の売り圧がイーサリアム価格の更新を停滞したいものの、ブラックロックやフィデリティのステーキングETF承認の可能性が高まったことから需要が増加していくことが考えられるだろう。

 

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