
ビットコインが下がっているのに、CoinbaseやStrategyなどの関連株が上がることはあるのでしょうか。
仮想通貨市場を見るとき、ビットコイン価格だけでなく、暗号資産関連株の動きにも注目する人が増えています。
代表的な銘柄としては、米国の暗号資産取引所Coinbase Global(COIN)や、ビットコインを大量に保有するStrategy(MSTR)があります。
一般的には、ビットコインが上がると関連株も買われやすく、ビットコインが下がると関連株も売られやすいと考えられます。
しかし、実際の相場では必ずしも同じ方向に動くとは限りません。
ビットコインが下がっていても、関連株が上がることはあります。
反対に、ビットコインが上がっていても、関連株が伸び悩むこともあります。
このズレには、株式市場全体の地合い、企業ごとの決算、規制ニュース、ETFフロー、投資家心理などが関係します。
この記事では、CoinbaseとStrategyの値動きを例に、ビットコインと関連株を見るときの注意点を初心者向けに解説します。
今回のポイントは、ビットコイン関連株はビットコイン価格と連動しやすい一方で、企業ごとの材料や株式市場の地合いによって違う動きをすることもあるという点です。
関連株を見るときは、「ビットコイン価格」「企業の業績や保有資産」「株式市場全体の流れ」を分けて確認することが大切です。
これから仮想通貨を始める人は、関連株だけでなく、ビットコインそのものの値動きも確認しておくと市場の理解が深まりやすくなります。
SBI VCトレードでは、ビットコインやイーサリアム、XRPなど複数の暗号資産を取り扱っています。
積立暗号資産は500円から設定でき、日次・週次・月次など自分のペースで購入できます。
目次
この記事の結論
ビットコイン関連株は、ビットコイン価格と連動しやすいものの、必ず同じ方向に動くわけではありません。
6月19日確認時点では、ビットコイン、Coinbase、Strategyはいずれも前日比で下落していました。
この日の動きだけを見ると、ビットコインと関連株は同じ方向に動いていたといえます。
一方で、6月18日にはビットコインが下落しているなかでも、StrategyやCoinbaseなどの関連株が上昇した場面も報じられています。
これは、関連株がビットコイン価格だけでなく、米国株全体の地合いや投資家心理にも影響されるためです。
関連株を見るときは、次の3つを分けて考えることが大切です。
- ビットコイン価格そのものの動き
- CoinbaseやStrategyなど企業ごとの材料
- 株式市場全体のリスクオン・リスクオフ
Coinbaseは、暗号資産取引所として取引量や手数料収入、サブスクリプション・サービス収益が重要です。
Strategyは、大量のビットコインを保有しているため、ビットコイン価格の影響を受けやすい銘柄です。
つまり、ビットコイン関連株は仮想通貨市場を知るうえで分かりやすい入口になります。
ただし、「ビットコインが上がるなら関連株も必ず上がる」「ビットコインが下がるなら関連株も必ず下がる」と単純に判断しないことが重要です。
ビットコイン関連株とは?
ビットコイン関連株とは、ビットコインや暗号資産市場の動きと関係が深い企業の株式を指します。
代表的な銘柄としては、暗号資産取引所を運営するCoinbase、ビットコインを大量に保有するStrategy、マイニング企業、決済関連企業などがあります。
これらの企業は、ビットコイン価格や暗号資産市場の盛り上がりによって注目されやすくなります。
ビットコイン価格が上昇すると、暗号資産市場への関心が高まり、関連株にも買いが入りやすくなることがあります。
一方で、ビットコインが下落すると、関連株も売られやすくなる傾向があります。
ただし、関連株はあくまで「株式」です。
ビットコインそのものではありません。
そのため、企業の決算、成長期待、コスト、規制、株式市場全体の動きにも影響されます。
ビットコインの価格だけを見て関連株を判断すると、思ったように動かないと感じることがあります。
関連株を見るときは、ビットコインと株式の両方の性質を持つものとして考えると分かりやすいでしょう。
Coinbaseはビットコイン価格だけで動くわけではない
Coinbaseは、米国を代表する暗号資産取引所です。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を売買するユーザーが増えると、取引手数料などの収益が伸びやすくなります。
そのため、暗号資産市場が盛り上がる局面では、Coinbase株も注目されやすくなります。
ただし、Coinbaseを見るときは、ビットコイン価格だけでは不十分です。
重要なのは、価格だけでなく「取引量」です。
ビットコインが上がっていても、投資家があまり売買していなければ、取引所の収益は伸びにくくなります。
逆に、相場が上下に大きく動いて取引が活発になれば、価格の方向にかかわらず取引所の収益にはプラス材料になることがあります。
Coinbaseの収益には、取引収益だけでなく、サブスクリプション・サービス収益もあります。
たとえば、ステーブルコイン関連収益、カストディ、ステーキング、その他サービス収益などが含まれます。
Coinbaseは2026年1〜3月期に、純収益13億ドル、取引収益7億5,580万ドル、サブスクリプション・サービス収益5億8,350万ドルを計上しています。
このため、Coinbase株を見るときは、単純に「ビットコインが上がったか下がったか」だけでなく、取引量やサービス収益の伸びも確認する必要があります。
つまり、Coinbaseはビットコイン関連株ではありますが、ビットコインそのものとは違います。
暗号資産市場の利用者が増えるか。
取引量が増えるか。
規制環境が改善するか。
こうした点も株価に影響します。
Strategyはビットコイン価格の影響を受けやすい
Strategyは、ビットコインを大量に保有する企業として注目されています。
Strategyは、2026年5月3日時点で81万8,334BTCを保有していると発表しています。
このため、Strategy株はビットコイン価格の影響を受けやすい銘柄です。
ビットコイン価格が上がれば、同社が保有するビットコインの価値も上がります。
逆にビットコイン価格が下がれば、保有資産の評価額も下がりやすくなります。
ただし、Strategy株もビットコインそのものではありません。
同社の株価には、ビットコイン価格だけでなく、資金調達、株式発行、優先株、負債、保有BTCあたりの株価評価なども影響します。
ビットコインが少し上がったとしても、投資家がStrategyの資金調達や財務構造を警戒すれば、株価が伸び悩むことがあります。
反対に、ビットコインが大きく上昇し、同社の保有BTCへの期待が高まれば、株価がビットコイン以上に大きく動くこともあります。
Strategyは、ビットコインへのレバレッジが効いた銘柄のように見られることがあります。
ただし、その分だけ上にも下にも大きく動きやすい点には注意が必要です。
ビットコインが下がっても関連株が上がることはある?
ビットコインが下がっている日に、関連株が上がることはあります。
たとえば、Coinbaseであれば、暗号資産市場全体の取引量が増えている、規制面で好材料が出ている、決算が市場予想を上回った、といった材料があれば、ビットコイン価格が弱くても株価が買われる可能性があります。
また、株式市場全体が強い日には、ビットコインが下落していても、暗号資産関連株が買い戻されることがあります。
特に米国株がリスクオンの流れになっていると、成長株やテーマ株として関連株に資金が向かうこともあります。
実際、6月18日にはビットコインが下落しているなかでも、StrategyやCoinbaseなどの関連株が上昇した場面がありました。
このような動きは、関連株がビットコイン価格だけでなく、株式市場全体の流れにも左右されることを示しています。
一方で、ビットコインが上がっているのに関連株が下がることもあります。
たとえば、決算内容が悪い、コスト増が嫌気される、規制リスクが意識される、株式市場全体が弱い、といった場合です。
つまり、ビットコインと関連株は「連動しやすい」が、「必ず同じ方向に動く」わけではありません。
関連株を見るときに確認したいポイント
ビットコイン関連株を見るときは、まずビットコイン価格を確認することが大切です。
ただ、それだけでは不十分です。
Coinbaseを見るなら、次のような点を確認したいところです。
- 暗号資産市場全体の取引量
- 個人投資家と機関投資家の取引動向
- 取引収益とサブスクリプション・サービス収益のバランス
- 規制ニュースや訴訟リスク
- ステーブルコインやカストディなど周辺サービスの成長
Strategyを見るなら、次のような点が重要です。
- 保有ビットコインの量
- ビットコインの平均取得価格
- 資金調達の方法
- 株式発行による希薄化の可能性
- ビットコイン価格に対する株価のプレミアム
同じビットコイン関連株でも、CoinbaseとStrategyでは見るべきポイントが違います。
Coinbaseは「暗号資産市場の利用が増えるか」を見る銘柄です。
Strategyは「保有するビットコインの価値がどう評価されるか」を見る銘柄です。
この違いを理解すると、関連株の値動きが少し分かりやすくなります。
ビットコイン関連株は初心者向けなのか
ビットコイン関連株は、仮想通貨に直接投資しなくても、暗号資産市場の成長に関心を持てる方法の一つです。
証券口座で売買できるため、ビットコインそのものを保有することに抵抗がある人にとっては、入り口になりやすい面もあります。
ただし、初心者にとって必ずしも簡単な投資対象ではありません。
関連株は、ビットコイン価格だけでなく、企業業績、株式市場、金利、規制、決算、資金調達など、複数の要因で動きます。
そのため、ビットコインより分かりやすいと思って買うと、意外と値動きが読みにくいことがあります。
また、関連株はビットコイン以上に大きく動くこともあります。
特にStrategyのようにビットコイン保有の影響が大きい企業は、ビットコイン価格の変動に対して株価が大きく反応することがあります。
初心者が関連株を見る場合は、いきなり売買するのではなく、まずはビットコイン価格と関連株の値動きを並べて観察するだけでも十分です。
「今日はビットコインと同じ方向に動いたのか」
「今日は関連株だけ強かったのか」
「決算やニュースで動いているのか」
こうした見方をすると、相場の理解が深まりやすくなります。
仮想通貨を直接買う場合との違い
ビットコイン関連株を見ると、仮想通貨を直接買う場合との違いも見えてきます。
ビットコインを直接買う場合は、基本的にはビットコイン価格そのものの値動きが損益に直結します。
一方、CoinbaseやStrategyのような関連株は、企業の業績や株式市場の評価も反映されます。
たとえば、ビットコイン価格が横ばいでも、Coinbaseの取引量が増えていれば株価が評価される可能性があります。
反対に、ビットコインが上がっていても、Coinbaseの決算内容が悪ければ株価が下がることもあります。
Strategyの場合は、ビットコイン価格の影響が大きいものの、同社の資金調達や株式発行、財務戦略も株価に影響します。
つまり、関連株はビットコインへの間接的な投資に見えますが、実際には企業分析も必要です。
そのため、仮想通貨を直接買うか、関連株を見るかは、目的によって変わります。
ビットコインそのものの値動きを取りたいのか。
暗号資産市場に関わる企業の成長を見たいのか。
この違いを意識しておくことが大切です。
仮想通貨を直接少額から始めたい場合は、国内取引所の特徴を比較しておくと選びやすくなります。

まずは少額で仮想通貨の値動きを確認するのも選択肢
ビットコイン関連株に関心がある人の中には、仮想通貨そのものにも興味を持っている人がいるかもしれません。
その場合、まずは少額でビットコインやイーサリアムの値動きを確認してみるのも一つの方法です。
国内取引所を選ぶときは、次のような点を確認しておくと安心です。
- 金融庁登録済みの国内暗号資産交換業者か
- ビットコインやイーサリアムなど主要銘柄を扱っているか
- 少額から購入できるか
- 積立投資に対応しているか
- 取引履歴を確認しやすいか
- アプリが使いやすいか
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内暗号資産取引所です。
ビットコインやイーサリアム、XRPなど複数の暗号資産を取り扱っており、積立暗号資産は500円から設定できます。
関連株の値動きだけでなく、ビットコインそのものの動きも少額で確認したい人にとって候補になるでしょう。
初心者向けの国内取引所を比較
仮想通貨を始めるときは、1社だけで決めず、複数の国内取引所を比較しておくと安心です。
ここでは、初心者が候補にしやすい国内取引所を簡単に整理します。
SBI VCトレード

SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内暗号資産取引所です。
ビットコインやイーサリアム、XRPなどを取り扱っており、積立暗号資産は500円から設定できます。
関連株のニュースを見て仮想通貨に興味を持った人でも、まずは主要銘柄を少額から購入し、取引の流れを確認するところから始めるとよいでしょう。
Coincheck

Coincheckは、アプリの見やすさや使いやすさを重視したい人に向いている国内取引所です。
初めて仮想通貨を購入する人でも操作しやすく、主要銘柄を確認しながら取引しやすい点が特徴です。
bitbank

bitbankは、取引所形式でアルトコインを売買したい人にとって候補になります。
ただし、銘柄を頻繁に交換すると税金計算が複雑になりやすいため、初心者は取引履歴を残しながら慎重に利用しましょう。
OKJ

OKJは、取扱銘柄やサービス内容を比較したい人にとって候補になる国内取引所です。
複数の銘柄に関心がある場合は、自分が買いたい暗号資産を取り扱っているかを確認しておきましょう。
bitFlyer

bitFlyerは、ビットコインを中心に始めたい人にとって候補になります。
まずは主要銘柄を少額で購入し、取引履歴や損益の見方に慣れておくと、市場ニュースを見るときの判断もしやすくなります。
自分に合う取引所を確認したい人へ
国内取引所は、それぞれ取扱銘柄、手数料、スプレッド、積立対応、アプリの使いやすさが異なります。
関連株のニュースをきっかけに仮想通貨へ興味を持った場合でも、価格だけで判断せず、取引履歴を確認しやすいか、少額から始めやすいかも見ておきましょう。

よくある質問
ビットコインが下がっても関連株が上がることはありますか?
あります。
ビットコイン関連株はビットコイン価格と連動しやすいものの、企業ごとの決算、規制ニュース、株式市場全体の地合いによって、ビットコインと違う方向に動くことがあります。
Coinbase株は何を見ればよいですか?
Coinbase株を見るときは、ビットコイン価格だけでなく、暗号資産市場全体の取引量、取引収益、サブスクリプション・サービス収益、規制環境などを確認することが大切です。
Strategy株はビットコインと同じように動きますか?
Strategyは大量のビットコインを保有しているため、ビットコイン価格の影響を受けやすい銘柄です。
ただし、株式であるため、資金調達、株式発行、負債、投資家の評価なども株価に影響します。
ビットコイン関連株は初心者向けですか?
ビットコイン関連株は、仮想通貨市場を知る入口にはなりますが、必ずしも初心者向けに簡単とは言えません。
ビットコイン価格だけでなく、企業分析や株式市場の動きも見る必要があります。
仮想通貨を直接買うのと関連株を買うのは何が違いますか?
仮想通貨を直接買う場合は、ビットコインなどの価格変動が損益に直結します。
一方、関連株は企業の業績、決算、資金調達、株式市場全体の評価も反映されるため、値動きの理由がより複雑になります。
まとめ:関連株はビットコインと似ていても、同じではない
ビットコイン関連株は、仮想通貨市場の動きを知るうえで分かりやすい存在です。
CoinbaseやStrategyは、ビットコインや暗号資産市場との関係が深いため、ビットコイン価格が動くと注目されやすくなります。
ただし、関連株はビットコインそのものではありません。
Coinbaseは取引量や収益構造、規制環境が重要です。
Strategyは保有ビットコインの価値に加えて、資金調達や株式発行、財務戦略も見られます。
つまり、ビットコインが下がっていても関連株が上がることはあります。
反対に、ビットコインが上がっていても関連株が下がることもあります。
大切なのは、ビットコイン価格だけで判断しないことです。
ビットコイン、企業ごとの材料、株式市場全体の地合いを分けて見ることで、関連株の動きは少し理解しやすくなります。
仮想通貨関連株は、短期的には値動きが大きくなりやすい一方で、暗号資産市場の広がりを知る入口にもなります。
投資判断を急ぐのではなく、まずはビットコイン価格と関連株の動きがどのように違うのかを観察するところから始めるのもよいでしょう。
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出典・参考
- Coinbase:Q1 2026 Form 10-Q
- Coinbase:Q1 2026 Financial Results
- Strategy:Q1 2026 Financial Results
- Strategy:Bitcoin Holdings
- Barron's:Why Strategy, Coinbase Stocks Are Rising When Bitcoin Is Falling
- 各社株価・ビットコイン価格データ