ミームコインが一斉下落、BTCは2%安なのに10%下落。なぜ小型アルトから売られる?
ミームコインが一斉下落、BTCは2%安なのに10%下落。なぜ小型アルトから売られる?

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※本記事は、2026年9月11日時点で確認できたCoinDesk、CoinDesk Indices、Reuters、米連邦準備制度理事会(FRB)、金融庁、Coincheckなどの公開情報をもとに作成しています。

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暗号資産市場で、ミームコインや小型アルトコインの下落がビットコイン(BTC)を大きく上回りました。

CoinDeskによると、9月10日の直近24時間ではBTCが約2%安だったのに対し、ミームコインで構成する指数は約10%下落しています。

 

主要100銘柄で構成するCoinDesk 100でも95銘柄が値下がりしましたが、特に大きく売られたのは時価総額が小さく、投機色の強い銘柄でした。

なぜ相場への警戒が強まると、ビットコインより先に小型アルトコインやミームコインが大きく下がるのでしょうか。

 

背景には、流動性の違いや投資家のリスク許容度、レバレッジ取引などが関係しています。

今夜発表される米消費者物価指数(CPI)や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)とあわせて、現在の市場で何が起きているのかを整理します。

 

なお、BTCは1BTC単位で購入する必要はありません。

Coincheckの販売所では、BTCを500円相当額から購入できます。

 

ミームコインや小型銘柄ではなく、まずBTCを少額から確認したい場合は、最低購入額だけでなく、販売所と取引所の違いや手数料も確認しておきたいところです。

Coincheckの購入方法や注意点は、以下の記事でまとめています。

 

Coincheckは500円から買える?手数料・口座開設方法を確認する

 

BTCは2%安、ミームコインは約10%下落

CoinDeskによると、BTCは9月10日の直近24時間で約2%下落し、7万8,111ドル前後で推移しました。

前週につけた8万2,284ドルからは約5.1%下落しています。

 

イーサリアム(ETH)も24時間で約1.9%下落し、2,470ドル前後となりました。

時価総額上位の暗号資産では、BNBが約5.1%下落しています。

 

さらに大きく売られたのが、小型アルトコインやミームコインです。

CoinDesk 100は24時間で約3.7%下落し、100銘柄のうち95銘柄が値下がりしました。

 

一方、CoinDeskのミームコイン指数は約10%安、小型銘柄を中心とする指数は約5.1%安となっています。

暗号資産全体が下落するなかでも、時価総額が小さく投機色の強い銘柄ほど下げ幅が大きくなった形です。

 

同じ時間帯の米株先物や金の値動きは比較的小さく、市場全体から一斉に資金が逃げたというより、暗号資産市場の中でリスクの高い部分がより強く売られたと考える方が分かりやすいでしょう。

なぜ相場が弱いと小型アルトコインから売られる?

現在の暗号資産市場では、米国の金融政策を巡る警戒が強まっています。

原油価格の上昇や米国債利回りの高止まりに加え、日本時間9月11日21時30分には8月の米CPIが発表されます。

 

Reutersがまとめた市場予想では、8月CPIは前年同月比3.4%上昇、食品とエネルギーを除くコアCPIは2.4%上昇が見込まれています。

結果が予想を上回れば、9月15~16日のFOMCで追加利上げに動くとの見方がさらに強まる可能性があります。

 

9月11日時点では、金融市場は0.25%ポイントの利上げを約7割織り込んでいます。

こうした先行きの不透明感が強まると、投資家は値動きの大きい資産への投資を減らしやすくなります。

 

小型アルトコインの下落が大きくなりやすい理由の一つが、売買の厚みです。

BTCなど取引規模の大きい銘柄と比べて、小型銘柄は買い注文や売り注文が少ない場合があります。

 

そのため、同じ金額の売り注文が出ても、小型銘柄の方が価格への影響が大きくなることがあります。

「売りたい人が増えたときに、受け止める買い手が少ない」と価格が急速に下がりやすいわけです。

 

もう一つは、市場心理の影響を受けやすいことです。

ミームコインの中には、企業の収益や配当などを背景に価格が決まるわけではなく、SNSでの話題や市場の人気によって売買が大きく増減する銘柄があります。

 

相場全体が強いときには資金が集まりやすい一方、不安が強まれば資金が引き揚げられるスピードも速くなります。

BTCより上昇率が大きくなる局面がある反面、下落時の振れ幅も大きくなりやすいということです。

 

レバレッジ取引も値動きを増幅させる場合があります。

価格が急落すると、証拠金が不足した買いポジションが強制的に決済され、追加の売りにつながることがあるためです。

 

ただし、今回のミームコイン下落がすべて強制清算によって発生したと確認されているわけではありません。

CoinDeskはBTCについて、価格が下落するなかで先物の建玉が増えており、売り方向のポジションが増えた可能性を指摘しています。

 

相場への警戒が強まる

投資家がリスクを抑える

流動性の低い小型銘柄ほど売りの影響を受けやすくなる

 

今回の値動きは、この流れが表れた一例と考えられます。

国内の利用者は「急落したから買う」に注意

小型アルトコインやミームコインが10%、20%と下落すると、「安くなったから買いたい」と考える人もいるかもしれません。

ただし、短期間で大きく下落した銘柄が、短期間で元の価格へ戻るとは限りません。

 

また、国内の登録暗号資産交換業者では取り扱われていないミームコインも多くあります。

SNSなどを通じて、海外の取引サービスや国内で登録を受けていない業者を利用するよう勧められるケースには注意が必要です。

 

金融庁は、無登録で暗号資産交換業を行う業者について、出金に応じてもらえないなどのトラブル事例があるとして注意喚起しています。

取引する前に、利用する事業者が日本で暗号資産交換業の登録を受けているかを確認することが重要です。

 

登録業者を利用した場合でも、暗号資産そのものの価格下落を防げるわけではありません。

特に小型銘柄では、値下がり率だけではなく、取引量や流動性、どの取引所で扱われているかなども確認する必要があります。

 

国内の暗号資産取引所でも、取扱銘柄や最低購入額、売買方法、送金、積立など利用できるサービスは異なります。

「SNSで見つけた銘柄を買える場所」を探すのではなく、まず国内の登録業者でどのような銘柄を取り扱っているのかを比較する方法もあります。

 

国内仮想通貨取引所の取扱銘柄・手数料・サービスを比較する

 

CoinDeskが9月10日に報じた時点では、CoinMarketCapの「Altcoin Season Index」は38/100でした。

9月1日の23からは上昇したものの、9月8日に記録した51を下回っており、アルトコイン全体が強い「アルトコインシーズン」と呼べる水準には達していません。

今夜の米CPI、来週のFOMCが次の焦点

短期的な最大の焦点は、日本時間9月11日21時30分に発表される米CPIです。

市場予想を上回るインフレが確認されれば、FRBの追加利上げへの警戒が強まり、BTCやアルトコインに再び売り圧力がかかる可能性があります。

 

一方、CPIが予想を下回れば、利上げ観測が後退し、リスク資産への警戒が和らぐことも考えられます。

その後は9月15~16日のFOMCで、FRBが実際に政策金利を引き上げるかが焦点です。

 

オプション市場でも、下落に備える動きが確認されています。

CoinDeskによると、9月10日時点で取引が活発だったBTCオプションには、9月18日満期・7万ドルのプットと、9月11日満期・7万6,000ドルのプットが含まれていました。

 

プットは、BTC価格が下落した場合のリスクヘッジなどに利用される「売る権利」です。

ただし、プットの取引が多いことだけで「BTCが7万ドルまで下落すると市場が予想している」と判断することはできません。

 

今回の相場では、BTCが約2%下落する一方、ミームコイン指数は約10%下落しました。

これは、相場への警戒が強まったときに、小型で値動きの大きい銘柄ほど影響を受けやすいことを示す一例です。

 

今後はBTCの価格だけでなく、小型アルトコインの値動きや米金利、CPI、FOMCなどもあわせて確認したいところです。

特に今回のように銘柄ごとの下落率に大きな差がある局面では、「何を買うか」だけでなく「どの取引所で、どの方法で取引するか」も確認しておくことが重要です。

 

国内取引所によって、取扱銘柄、手数料、最低購入額、積立、ステーキング、暗号資産の送金などサービス内容は異なります。

自分の使い方に合う取引所を確認してから利用しましょう。

 

取扱銘柄やサービスから国内仮想通貨取引所をまとめて比較する

 

※本記事は、特定の暗号資産、株式、その他の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。

※記事中の価格、指数、金利見通しなどは2026年9月11日時点で確認した情報です。

 

※小型アルトコインやミームコインは、短期間に価格が大きく変動する場合があります。

※金融庁・財務局への登録を受けた国内暗号資産交換業者を利用しても、暗号資産の価格変動、元本割れ、システム障害、サイバー攻撃、不正アクセス、入出庫停止などのリスクがなくなるわけではありません。

 

各社の最新情報や利用条件を確認し、自身の判断で取引を行ってください。

出典・参考

  • CoinDesk「Bitcoin trades near $78,000 as memecoins, small caps lead a broad crypto retreat」(2026年9月10日)
  • CoinDesk Indices「Index Offerings」
  • Reuters「Gasoline likely to boost US consumer prices in August」(2026年9月11日)
  • Reuters「Global bond selloff pushes 10-year US yield toward 5% on oil, rate-hike fears」(2026年9月11日)
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)「FOMC Meeting calendars and information」
  • CoinMarketCap「Altcoin Season Index」
  • 金融庁「暗号資産の利用者のみなさまへ」
  • 金融庁「無登録業者との取引は要注意!! ~無登録業者との取引は高リスク~」
  • Coincheck「販売所での取引注文ルール」
  • Coincheck「ビットコインはいくらから買える?最低購入額と初めてでもできる取引方法を紹介」
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