ベトナムのブロックチェーンゲームメイカーであるエンシェント8(Ancient8)は1月19日、400万ドル(約4億5,000万円)の資金調達に成功したと発表した。
コインベースやアラメダリサーチも参加
今回の資金調達は、仮想通貨のベンチャーファンドであるドラゴンフライ・キャピタル(Dragonfly Capital)、仮想通貨やブロックチェーン技術に焦点を当てた機関投資家向け資産運用会社であるパンテラ・キャピタル(Pantera Capital)投資によってブロックチェーンの採用を加速させることを目指している韓国企業のハッシュド(Hashed)が主導した。
その他には、アメリカの大手仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)の投資部門であるコインベース・ベンチャー(Coinbase Ventures)、仮想通貨の流動性プロバイダーであるアラメダ・リサーチ(Alameda Research)などもエンシェント8を支援している。
誰もが遊びながら構築することのできるメタバースを実現
エンシェント8は、ベトナムなどのブロックチェーンゲーマーに奨学金を提供し、教育機会を提供している。今回調達した資金についてエンシェント8は、分散型自律組織(DAO)の開発を加速させるという。さらに、ソラナ(Solana)エコシステムに重点を置き、誰もが遊びながら構築することのできるメタバースを実現するコミュニティとソフトウェアプラットフォームを生み出すために使用する予定だ。
今回の資金調達についてエンシェント8は、「ブロックチェーンで将来の1億人のメタバース市民にリーチし、教育し力を与えるというミッションを続ける中で、先見性のある投資家と友人、パートナーの素晴らしいグループに支えられていることを光栄に思う」と語ったている。
また同社は、「私たちはメタバースにおける社会的・金融的アクセスを民主化するというビジョンを掲げている。このビジョンに向かって努力するときに、コミュニティは中核をなすものだ。さらに、私たちはGameFiとメタバースのインフラストラクチャーレイヤーを構築している。今後も奨学生を増やし、より革新的なプロジェクトやゲームと提携し、私たちのコミュニティとプロジェクトパートナーの両方に役立つブロックチェーンやソフトウェア製品を開発していく」とも述べている。
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