カルダノベースのメタバース(仮想空間)プロジェクトのパビア(Paiva)正式ローンチ

カルダノ(Cardano)のブロックチェーンベースのメタバース(仮想空間)プロジェクトのパビア(Pavia)が1月15日、正式にローンチしたことを発表した。

10万区画のうち約60%が販売済み

パビアは、イーサリアムベースのディセントラランド(Decentraland)と似たようなメタバース。ディセントラランドは、イーサリアムのブロックチェーン上で作成された仮想空間であり、土地や建物、アバターなどの売買が可能となっている。

パビアには約10万区画の土地があり、それぞれが座標に基づいて番号付けられたNFTとしてミントされる。2021年10月から11月にかけて既に2回の区画販売が行われており、1回目には2万9,000区画が完売、2回目で3万1,000区画が完売した。これにより、全体の約60%の土地の販売が完了したことになる。

公式サイトによると、土地所有者は8,300人以上になるという。残り約40%の区画は、2022年第1四半期に販売する予定だ。しかし規制の不透明さから、米国と英国からは土地購入ができない。

ゲーム内通貨$PAVIAも発行

ローンチ段階の機能としては、自分のアバターをデザインすることができ、このアバターはパビアプロジェクト外でも互換性のある700以上のアプリやゲームで利用可能だ。

パビアは、ゲーム内通貨$PAVIAを発行している。パビアの土地を所有している人には、2021年12月のブロックチェーンスナップショット後、25%がエアドロップされた。なお$PAVIAは、パビアから直接購入することはできない。

パビアの公式サイトによると、遅くとも2022年第1四半期にはカルダノの分散型取引所(DEX)に$PAVIAの流動性が追加される予定となっている。

参考
The Metaverse arrives on the Cardano blockchain

【こんな記事も読まれています】
2022年NFTの3大予測、ブロックチェーンゲームの進化や投資分野の拡大など
「ロニン(Ronin)がイーサリアムの560%以上トランザクション処理」ブロックチェーン分析企業が発表
「2025年メタバース収益は46兆円にまで成長」グレイスケールがレポート公開

おすすめの記事
地域で異なるビットコインの価値、日本と南アフリカでは過去最高レベル
仮想通貨ニュース
地域で異なるビットコインの価値、日本と南アフリカでは過去最高レベル
ドル建てのビットコイン(BTC)価格は5万2,000ドル前後で推移しており、過去最高値の6万9,000ドルにはまだ遠く及びませんが、円建てと南アフリカランドではすでに過去最高値を更新しています。地域経済の状況により、ビットコインの価値が異なるという奇妙な状況が現れています。