ハッカソンも開催されエコシステムの拡大が続くソラナについて、2021年5月のアップデートを元にどのような動向が見られるのかコミュニティニュースレターを元にウォッチしていきます。
エコシステムの規模感を見てみるとソラナの Twitter アカウントのフォロワーは1ヶ月で約100,000人増加しています。ソラナジャパンが定期的に行っているイベントも初期の頃は参加者数が数名だったところから100名以上まで拡大しているところを見ると関心の高まりがうかがえます。
また、暗号資産のエコシステムなどに投資をする8つのファンドから1億6,000万ドル(約175億円)の出資があり、1億ドル分は中国に、残りの6,000万ドル分はブラジルやロシア、インド、ウクライナなどの地域のプロジェクトに対して出資されています。
Stable SwapがステーブルコインのAMMをローンチ
Solana上のステーブルコイン同士を交換できる、要するにCurveのソラナ版のようなツールでがローンチしました。現状USDCとUSDT の交換や流動性の提供が可能です。チームのブログではモバイルとデスクトップ両方の使いやすさを考えてデザインしたことがアピールされています。
出典:Saber
Solana上のNFTマーケットプレイス「METAPLEX」
まだ構築中途中のプロジェクトですが、新しいNFTマーケットプレイスプロジェクト「メタプレックス(Metaplex)」がローンチしました。Solana上のオンチェーンオークション、1ドル以下のNFT発行コスト、プラットフォーム手数料なし、オープンソースでパーミッションレス、クリエイター間の収益分配などもスマートコントラウトで扱うなどの特長がアピールされています。
出典:Metaplex
NitaSwap -機械学習を用いた分散型取引所
Nita Swapという機械学習を取り入れたDEX(分散型取引所)プロジェクトがローンチしました。同プロジェクトのブログによると、価格のスリッページや資産効率、そして流動性提供者にとっての価格の変動によるロスなどの問題が今の分散型取引所に存在しこれら全てを解決することが難しい点が上げられています。これに対して機械学習を取り入れて市場の動きに適用下分散型の取引所でかつイルドファーミングの API が高いことを実現しようとしています。
プロダクトデザインはこれからローンチされるようなので注目のプロジェクトになるかもしれません。
Solanaグッズのオンラインストアがオープン
Solanaグッズのオンラインストアがオープンしました。Tシャツやトートバッグなどが販売されています。
人によってはクリプトグッズを身に着けて出歩くとクリプトを持ってると思われてギャングに襲われることを懸念するケースもあるようですが、そんな人でもおうちで使えるマグカップやささやかなおしゃれを楽しめる靴下などを楽しむことができますね。
まとめ
5月・6月のアップデートを見てみるとユーザーからの関心が高まっており、開発コミュニティがまだソラナ上にはないプロダクトをどんどん作っていることが分かります。
まだこれからローンチされるものもたくさんあるので、興味のある方は是非使ってみると良いのではないでしょうか。
新しいプロジェクトの場合は不具合が起きたりする可能性もあるのでまずは最悪無くなってもいい金額で試してみましょう。