【墨汁速報】約1兆円360万ETH盗難のイーサリアム最大の事件"The DAOハック"の犯人を特定か

新たな調査により2016年に起きたイーサリアム最大のTHE DAOハッキング事件の犯人として、2017年にイーサリアム上でICOを行い約90億円を調達したTenXの元CEOトビー・ホエニッシュ(Toby Hoenisch)氏が浮上している。

The DAO事件は2016年7月に、360万ET(H時価約1兆円)にも上るイーサリアムを盗まれ、イーサリアムクラシック(ETC)が誕生するきっかけとなったイーサリアム最大のハッキングだ。

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360万ETH盗難のThe DAOハック犯人特定か

フォーブズ誌が2月22日、イーサリアムファンデーションのAlex Van de Sande氏とブロックチェーン分析企業「Chainalysis」の協力のもと、2016年7月のThe DAOハックの犯人として元TenXのCEOトビー・ホエニッシュ氏が浮上したと発表した。

Hoenisch氏が犯人だとする証拠を記載したドキュメントを本人に送付したところ、「内容と根拠は不確実だ」として否定をしており、反論する詳細を送るとしていたものの返答はないという。

The DAOハッカーのマネーロンダリング

The DAOから盗まれたETHは時間の経過とともに引出すことができる仕組みになっていたことから、即座に売却はできない状態だったためイーサリアムコミュニティは対応する時間を残されていた。

2016年当時The DAOはイーサリアムの全発行の14%を保持しており、イーサリアムファンデーションの開発者を含む約1.5~2万人が利用していたことからユーザー投票により97%の支持を受けてハードフォークを行って古いチェーンとして破棄することを決定。

このハードフォークを不服とするコミュニティと利用価値に目をつけた中国マイナーによって誕生したのがイーサリアムクラシック(ETC)だ。つまりThe DAOハッカーはETHを入手はできなかったが、同数のETCをハッキングによって得たことになる。

The DAOハッカーは2016年10月に入ってDEXの先駆けとなった取引所「ShapeShift」を使用して当時1200万円分のETCを売却してETHに、最終的にビットコインにロンダリングを行った。

The DAOハッカーの痕跡を発見

Chainalysisは、トランザクションを解析し、The DAOハッカーが送金履歴を解析しづらくするミキシングサービスの「CoinJoin」を利用しビットコインウォレットのデスクトップアプリ「サビウォレット(Wasabi Wallet)」へ50BTCを送金したことが発覚した。

その後仮想通貨取引所で匿名コインの「Grin」に売却して引出しをされており、この引出し先が「grin.toby.ai」だったという。このノードを保持するIPアドレスは他にもライトニングネットワークの「ln.toby.ai」や「lnd.ln.toby.ai」などを保有しており、VPNではなくアマゾンシンガポール上でノードは「TenX」のIPアドレスであるとエクスプローラーサービスの1ML上で表示された。

その他にもToby Hoenisch氏はThe DAOの開発されたコードに詳しかったことやTwitterやメールアドレスに「tobyai」を常に使用していることなどの多くの痕跡が示されており、The DAOハッカーとしての可能性が非常に高いとしている

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