【墨汁速報】ビットコイン8%高騰"グレースケール対SEC"勝訴でビットコインETF承認に期待が高まる

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米最大手仮想通貨投資信託のグレースケール(Grayscale)の米国証券取引委員会(SEC)に対する「ビットコイン現物ETF(Bitcoin Spot ETF)」の否決に関する訴訟の判決が下され、グレースケール側の勝訴となった。この判決結果を受け、ビットコイン現物ETFの承認期待からビットコインは一時的に28000ドルを回復している。

関連記事:【墨汁速報】ETF最大手ブラックロック(BLK) コインベースと提携しビットコインETF申請へ=リーク

グレースケールSECの訴訟で勝訴

グレースケール(Grayscale)は世界最大手のビットコイン投資信託である「グレースケール・ビットコイン・トラスト=GBTC」を運用する仮想通貨最大手ファンドであり、このGBTCをビットコイン現物ETFへ変換するための申請についての米国証券取引委員会(SEC)の否決に対して訴訟を起こしていた。

現地時間8月29日に下された裁判所の判決によると、「SECによるグレースケールのビットコインETFへの変換の否決は任意の判断であり、気まぐれだ。委員会は直近で承認したビットコイン先物ETF(Bitcoin Future ETF)と同様の仕組みを持つにもかかわらず、異なる取り扱いをする理由を説明できていない」とし、米国証券取引委員会(SEC)はビットコイン現物ETFを承認すべきであるとの判決を下した。この判決によりブラックロックやフィデリティが提出しているビットコイン現物ETFの承認期待によりビットコイン価格は約8%の高騰となり一時28000ドルを記録した。

関連記事:【墨汁速報】米コインベースが仮想通貨先物を規制下で提供 規制当局指定の団体より認可

SECとグレースケール訴訟の歴史

グレースケールのビットコイントラストであるGBTCは私募ファンドという特性から流動性に問題があり、2021年から徐々にビットコイン現物価格と大きな乖離が広がりマイナスプレミアムが発生。2022年には仮想通貨ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital=3AC)が破産し、11月にはFTXグループが破産して最大で50%のマイナスプレミアムを記録した。

グレースケールはこのマイナスプレミアムは米国証券取引委員会(SEC)が頑なにGBTCをビットコインETFとしての変換を承認しないからであると考えており、2022年にSECを提訴した。ブラックロックのビットコイン現物ETF申請でこのマイナスプレミアムは回復しておきており、今回の勝訴で約6%回復したことでマイナス18%前後を推移している。

米国証券取引委員会(SEC)はこの判決から45日間、大法廷の審理を求めることができ、45日後に最終命令として次に何をするかを決めるという。ブラックロックのビットコインETF申請と合わせてビットコイン及び仮想通貨全体の追い風になるといえるだろう。

関連記事:ブラックロックのビットコインETFは米国証券取引委員(SEC)に承認されるのか?

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