サンドボックスがWeb3企業アフィンと連携、メタバース体験強化へ 

メタバースを展開するサンドボックス(The Sandbox)は5月8日、シンガポールを拠点とするWeb3企業のアフィン(Affyn)と提携し、ジオロケーション(位置情報を活用した技術)とAR(拡張現実)を統合したゲームやメタバースを開発すると発表した。

5月10日に新作ゲームの詳細発表

ザ・サンドボックスとアフィンは、相互運用可能なメタバース体験を強化することを目的としている。さらに両社は、ブロックチェーンゲームと仮想世界の空間において、新しい時代の相互運用性を実現するという共通の目標を持っている。

両社は現在、オープンメタバース内での相互運用性を探求し、すべてのコミュニティにシームレスな体験を提供できるようにするために協力しているという。

さらに両社は、今回のパートナーシップにより、クリエイターやコラボレーターの支援、新規参入者の教育、メタバースとその使用例に対する認知度を高めるためのコミュニケーションを通じて、Web3のエコシステムを向上させることになるだろうと見込んでいる。

また5月10日に開催されるアフィンの基調講演イベント「エボリューション(Evolution)」では、今年発売予定の新作ゲームの詳細を明らかにし、ザ・サンドボックスをweb3エコシステムの主要なパートナーの1つとして発表する予定だ。

より創造的な機会とエキサイティングな使用事例をもたらすことを望んでいる

アフィンのルーカス・リー(Lucaz Lee)CEO(最高経営責任者)兼共同設立者は、「ザ・サンドボックスとのパートナーシップを発表できることを、これ以上ないほどうれしく思う。オープンなメタバースという私たちの共通の信念とビジョンが、このコラボレーションの原動力だ。ゲーマー、コラボレーター、仮想世界の愛好家に、さらに没入感のあるインタラクティブな体験を提供できるものと確信している」と語っている。

また、シンガポールサンドボックスのジョージ・ウォン(George Wong)責任者は、「サンドボックスは、常に相互運用性と分散化を強く提唱してきた。私たちは、より多くのプラットフォームが、独立して作業するのではなく選択肢として相互運用性を受け入れ、これがメタバース体験を共同して成長させる、より創造的な機会とエキサイティングな使用事例をもたらすことを望んでいる」と話している。

参考
The Sandbox Partners with Affyn to Enhance Metaverse Experiences

【こんな記事も読まれています】
「モバイル向けのブロックチェーンゲームに期待」ダップレーダーがレポートを公開
次世代ゲーム技術企業ミシカルゲームズ、ポルカドットエコシステムへの移行を発表
歩いて稼ぐムーブトゥアーン(M2E)とは?本格的な広がりは2022年に

おすすめの記事
高まり続けるビットコインマイナーへの売り圧力、ハッシュレート・難易度・コストの三重苦
仮想通貨ニュース
高まり続けるビットコインマイナーへの売り圧力、ハッシュレート・難易度・コストの三重苦
ビットコイン(BTC)のマイナーは、高まる売り圧力により手持ちの資産を手放す状況が続き、それが一層のビットコインの価格下落の要因になっているようです。マイナーにとって、上昇するハッシュレートとマイニング難易度、そして運営コストが支えきれない負担になっています。