Solana(ソラナ)財団が透明性確保のための月刊レポート配信開始、その内容とは?

ソラナ財団(Solana Foundation)がSOLトークン保有者に対する透明性確保を目的とした「透明性レポート」の配信を開始しました。

ソラナ財団が透明性レポートの配信開始

すでにリアルタイムでネットワーク状況を確認できるSolana Beachや、ソラナのメインネットベータとテストネットの状況確認ができるソラナエクスプローラー(ベータ)が提供されていますが、そこに加えて毎月のネットワーク状況や今後の予定をまとめた透明性レポートが今後配信されていく予定です。今回はレポート配信内容について透明性レポート#1を元にご紹介します。※ソラナの透明性レポート#1はSolana Japanが日本語訳版を配信しています。

Solana(ソラナ)のハイパフォーマンスなブロックチェーンは、8つの主要なイノベーションによって構成されています。ソラナは、レイヤー2やシャーディングを必要とせずに秒間で5万トランザクションを実行できる点でゲームチェンジャーだと期待されます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

【関連】
Solanaとは?秒間5万トランザクションを処理できるブロックチェーン
ソラナ財団(Solana Foundation)のビジョンと主な取り組み

「透明性レポート」の内容とは?

毎月の「透明性レポート」で配信される内容は以下の3つの情報で構成されています。順にその内容について簡単に解説します。

  1. 先月、今月におけるSOLトークンの状況
  2. 将来のSOL供給予定
  3. 最新情報

先月、今月におけるSOLトークンの状況

まず透明性レポートを読み解く際に理解を必要とする用語を簡単に説明します。

Circulating Supply:現時点でアンロックされているSOLトークンの数、つまりソラナ財団やソラナラボの管理下を離れて市場に流通しているSOLトークンの数を示しています。

Total Supply:ロックされているトークンも含むSOLトークンの総供給量を示しています。

Burned Token:バーンされたSOLトークンの数を示しています。

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出典:ソラナ透明性レポート#1

以上3点は透明性レポート執筆時点(#1は2020年6月16日)の状況がレポート内にその数値と先月、今月の活動状況として記されてます。このうち「Circulating Supply(市場供給量)」については、その内訳まで示されており、Coinlistオークションで供給した量やマーケットメイカーローン、エアドロップ、バリデーターへの手数料として、その月に市場に供給した量が記されています。

将来のSOL供給予定

透明性レポート内では、今後のSOL供給の予定について報告されていく予定です。レポート#1では、2020年5月から年末にかけて毎月8,000,000,000,SOLを超えない範囲で流通量を増やすことを約束している他、エアドロップの実施や助成金、トークンセール、アンロックを行う予定があることが記されています。また2021年1月7日頃に一部のSOLトークンを誰に対してどれくらいの量をアンロックする予定なのかも記されています。

最新情報

月毎の最新情報が報告される予定です。レポート#1ではステーカー価格保証プログラム更新に関する情報が記されています。ステーカー価格保証プログラムとは、SOLトークン購入者で本プログラムに2020年7月7日までに登録したユーザー(デリゲート済アカウント)を対象に価格保証するというサービスです。※現在の価格保証額は1SOLあたり0.198米ドル(2021年4月7日まで有効)です。

このステークプログラムのルールに変更はありませんが、プログラム開始当初にサポートしていなかったウォレットアドレス(登録アドレスと同一であることが条件)に対しても価格保証する旨が記されています。詳しくはレポート#1(原文)、または日本語版をご覧ください。

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