Oxygen(オクシジェン)は、DeFi(分散型金融)プライムブローカープロトコルです。流動性を確保し、利回りの向上させ、資産の借り入れや空売り、資産のポートフォリオに対するレバレッジのかけ方など、さまざまな面でサポートすることを目指しています。
プライムブローカーとは?
プライムブローカーのサービスは既存の金融市場でも重要な役割りを果たしています。プライムブローカーは、ヘッジファンドや機関投資家、年金基金、保険会社、アセットマネージャー、リクイディティプロバイダーなどのさまざまなプレーヤーの間に立って、より効率的な市場と価格発見を可能にし、さまざまな取引の仲介を行います。
オクシジェンは、このような金融インフラの優れた特性をDeFiに提供するように設計されています。そのビジョンは、これまで投資銀行が提供してきたすべての取引や投資に関連するサービスを、完全な信頼性を維持しながら、誰もが利用できるようにすることです。
Oxygenは、Solanaブロックチェーンを使っており、Serum Ecosystemとも連携しています。Solanaは将来性のあるブロックチェーンで、1秒あたり5万件の取引を1件あたり0.00001ドル以下で取引することができます。
Solana上のDEX(分散型取引所)であるSerumの100%オンチェーンオーダーブックは、Oxygenプロトコルの中核となっており、借り手と貸し手のオーダーのマッチングをサポートしています。ブロックチェーン基盤にSolanaを選んだことで、Oxygenはユーザーに低コストで迅速な取引を提供が実現されています。
Oxygenでできること
オクシジェンのプロダクトはレンディングからスタートし、下記の要件を備えたものになるとドキュメンテーションで説明されています。
①Oxygenでは、資産の貸し出しをすると同時にその資産を他の資産の借り入れの担保にでき、資産の効率を高めることができます。
②資産を借りる際に、ポートフォリオの全ての通貨を担保として利用することができます。これにより、ポートフォリオのマージンコールや流動性リスクを低減することができます。
③価格は最初から決まっているモデルではなく、市場によって決まり、借り入れ/貸し出しの際に、常に最良/公正なプライシングが期待できます。
OXYトークンとは?
OXYトークンはERC20とSolana上で発行されているSPLトークンの両方で発行されており、オクシジェンの手数料やガバナンストークンとして機能します。またOXYを保有しているとプロトコル利用の際の手数料が割引されます。
発行総数は100億トークンと決まっており、内訳は10%がプライベートセール、8%がパートナー、2%がIEO、10%がチーム、45%がコミュニティがファンド、25%がプロジェクトグロースに割り当てられています。
国内での取り扱いはありませんが、中央集権取引所のFTX、イーサリアム上ならUniswap、SushiSwap、Solana上のDEXであればRaydiumやSerumなどで手に入れる事ができます。
オクシジェンについての詳細は公式ドキュメンテーションに記載されていますので使ってみたい方はぜひ深堀してみるとよいでしょう。
参考
・OXYGEN