オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)が注目を集める理由とは?

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オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)が注目を集める理由とは?

世界は過去30年でアナログからデジタルの世界へと大きく変化してきました。そしてこれからの未来は、AI(人工知能)の発展とともに大量のデータを活用する技術がますます重要となってくると考えられています。

そんな中これまで眠っていたデータを有効活用し、その価値を保有者に還元しようとするビジョンを持つオーシャンプロトコル(Ocean Protocol)はなぜ注目を集め、どのような問題を解決していくのでしょうか?

世界をとりまくデータの状況を整理し、データの共有・消費が可能な分散型プラットフォームのオーシャンプロトコルが解決できる問題などについて解説していきます。

関連:オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)とは?ブロックチェーンを活用したデータマーケットプレイス

年々増加する世界で生まれるデータ

メガバイト(MB)やギガバイト(GB)などデータの大きさを表す単位について耳にしたことがある人も多いと思います。それでは、地球上でデジタルデータどれぐらい作られているのでしょうか?世界経済フォーラムによると、2025年には1日当り44セタバイトものデータが生み出されるとの試算を出しています。このデータ量をDVDに換算すると2億枚以上に相当します。

またビッグデータの市場はさらなる拡大が見込まれ、その市場規模は2020年の1,389億ドル(約15兆円)から2025年には2,294億ドルになるとの予想もあります。そんなデータが大きな役割を果たすものの1つとして挙げられるのがAI(人工知能)です。AIは、あらゆる業界に影響を及ぼすと考えられています。AIの分野はさらなる成長が見込まれ、ソフトと関連サービスの売上が2025年までに600億ドルに達するとの予測や、PwCはAIが2030年には世界経済に15兆ドルもの影響を与えるとの試算を出しています。

AIの発展に必要な「データ」に関わる課題

AIはこれまで以上に世界に大きな影響を与えることになるでしょう。そんなAIに欠かせないのがデータの存在です。そのためAIの分野においては、膨大な量のデータを所有している巨大IT企業の方が開発を進めやすい状況にあると考えられています。

また企業や団体は、プライバシー保護やセキュリティの観点からも別の企業とデータを共有することはそう簡単ではありません。そこでデータを売買する取引所が考えられますが、データ提供者は取引所に一度データを渡すことでその使用に関しての権限を維持することが難しく、データに対する適切でフレキシブルな価格決定メカニズムが足りなかったりという問題もあります。

それでは、ブロックチェーン技術を活用し誰もがデータの共有・消費できる分散型プラットフォームを目指すオーシャンプロトコル(Ocean Protocol)は、これらデータに関わる課題をどのようにアプローチするのでしょうか。

オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)が生み出すオープンデータ経済

オーシャンプロトコルは、ブロックチェーンとトークン技術を用いて誰でも参加できるオープンデータ経済を作り出そうとしています。

この目的を実現するための重要なプロジェクトが、2020年10月にベータ版がローンチした「Ocean Market」です。データに特化した分散型取引プラットフォームの「Ocean Market」により、安全なデータ共有とデータの提供者にインセンティブ(報酬)を与えることを可能にしています。そして、この「Ocean Market」でデータの売買のためにネイティブトークンの「OCEAN」を活用しています。

オーシャンプロトコルは、これらの技術を用いてデータの価値を解放し、データを有効活用することで社会に貢献することを目指しています。

オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)のユースケース

ここまで世界をとりまくデータの状況や課題があること踏まえ、オーシャンプロトコルが誰にでも開かれたオープンなデータ経済を作りだそうとしていることをお伝えしてきました。より具体的にイメージできるようオーシャンプロトコルのユースケースを確認してみましょう。

より身近な例として、家庭で使用する電気に関わるユースケースがあります。それがAI技術を利用して家庭内の節電をサポートする企業「Verv」と協業したケースです。

オーシャンプロトコルはAI技術を利用して家庭内の節電をサポートする企業「Verv」との協業し、新しいエネルギーマーケットプレイスを作ろうとしています。「Verv」の持つ家庭内の機器毎の使用状況が分かるデバイスを用いて、家庭内でいつどれぐらいの量の電気が使用されているかのデータを集め、そのデータと引き換えに電気料金を割引使用という試みです。そして将来的には、消費者同士で再生可能エネルギーを売買できるようにすること視野に入れているそうです。

いかがだったでしょか?オーシャンプロトコルがなぜ注目され、どのような問題を解決しうるのかを少しでもイメージしてもらえたでしょうか?興味を持った方は、下記のホワイトペーパーを一度読んでみることをおすすめします。

【参考】
Ocean Protocol 公式サイト
Ocean Protocol Business Strategy
Ocean Protocol Technical Whitepaper

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コインチョイス編集部
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