【墨汁速報】ビットコイン(BTC)の4回目の半減期まで1年を切る

ビットコイン価格を大きく高騰させる可能性のある「半減期(Halving)」まで4月29日付けで1年を切った。ビットコインは2020年に3回目の半減期を迎えており、次の半減期では新規発行されるビットコイン(BTC)が半分にプロトコル上で強制的に変更されることになる。

関連記事:ビットコイン(BTC)価格が下落へ、マイナーの危機感がさらに深刻に

ビットコイン半減期まで1年を切る

ビットコインにはゴールド(金)のような貴金属の採掘レートに近似するような目的で導入されている「半減期(Halving)」というプロトコルが実装されており、約4年に一度新規発行されるビットコインが半分に変更される。

2023年5月現在、1ブロックごとに新規発行されているビットコインは6.25BTCとなっており、2020年に迎えた3回目の半減期で12.5BTCから半減しているということだ。記念すべき4回目の半減期は残すところ1年を切っており、現在のマイニング状況では「2024年4月27日」前後となり予定の2024年5月より若干早くなっているということになる。

BTC半減期の歴史

ビットコインは発明者のサトシ・ナカモトがローンチした2009年1月の時点では1ブロックにつき50BTCがマイニング報酬として新規発行されており、

第1BTC半減期:2012年11月28日→25BTC
第2BTC半減期:2016年7月9日→12.5BTC
第3BTC半減期:2020年5月12日→6.25BTC
第4BTC半減期>:2024年4月27日(予定)→3.125BTC

という歴史を持っている。

つまり来年の2024年4月にはビットコインの市場供給量のインフレ率が半分へと下がり、マイナーのマイニング報酬が半分に下がるということになるのだ。

ビットコイン半減期の「アノマリー」

またビットコイン投資家が信じる「ビットコイン半減期のアノマリー」にも注意しておく必要があるだろう。半減期は上記でみたようにゴールドのような貴金属の採掘レートへ近似するように導入されており、これらを考慮するとビットコインの需要が一定または増え続けたとしても4年に1度の半減期で供給量が大きく下がることになる。

この半減期相場におけるビットコイン需要の増加による高騰を「半減期のアノマリー」として知られており、価格が翌年にかけて上昇しやすいという傾向があるのだ。2023年5月現在ビットコイン価格は400万円を推移しており、2024年に半減期を迎えて2025年には半減期アノマリーの影響を受けてどこまで高騰するのかが見ものだろう。

関連記事:「投資マネーの流入で仮想通貨市場が拡大」米投資大手バーンスタインの最新予測

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