DEXアグリゲータの1inchもPolygon(ポリゴン)に対応!概要と使い方解説

1inch(ワンインチ)ネットワークが2021年5月、ポリゴン(Polygon)に対応したことを発表しました。PolygonはCurve、SushiSwap、QuickSwap、Aave V2、Comethなどですでに対応されており、1inchを通じてこれらのPolygon上の複数の流動性にアクセスできるようになります。

1inchとは、DeFi(分散型金融)のアグリゲーションプロトコルです。イーサリアム上にはさまざまなDEX(分散型取引所)が存在しますが、これらのDEXから一番よいレートで取引を行うための提案をしてくれます。これによって、従来であれば複数のDEXを確認してどこで売買すれば良いか確認していた手間を省いてくれることができます。また1inchはアグリゲータの中では最も利用されているDeFiプロトコルの1つです。

#
参照:1inch

1inch Networkの共同設立者であるセルゲイ・クンツ(Sergej Kunz)は、1inchのPolygon対応について次のように述べています。「1inch NetworkがBinance Smart Chainに対応した後、コミュニティからPolygonでも1inchでスワップできるようにして欲しいという要望が多く寄せられました。現在、1inch アグリゲーションプロトコルはPolygon上に展開されており、1inch Liquidity Protocolと1inch Governance Protocolは数週間以内にPolygonに展開される予定です」。

また、さまざまなDEXを経由して最も効率的なトークスワップパスを見つけ出すAPIもPolygonに対応しています。元々のイーサリアムアグリゲーションシステムのように、異なる市場の深さなどさまざまな流動性プールを網羅し、ブロックチェーンに送信するコールデータを構築します。言い換えると、ユーザーは簡単にベストなレートでスワップを行うことができるようになります。このAPIは、DAppsやボットとのインテグレーションが可能です。

現在、APIはPolygonの以下のプロトコルをサポートしています。

  • Aave V2
  • Cometh
  • Curve
  • Dfyn
  • QuickSwap
  • SushiSwap

Polygon networkの使い方

①まずは「https://app.1inch.io/ 」にアクセスします。

②メタマスクを開いて、 ネットワークをMatic Mainnnetに切り替えます。

ここで「Matic」という選択肢が「Metamask」に出てこない人は一番下の「Custom RPC」をクリックして、下記のように入力し「Save」ボタンをクリックしましょう。コピペする場合は、こちらのサイトを参照してください。

#

③1inch上で「Polygonボタン」をクリックします。
#

#

④右上の 「Connect Wallet」ボタンをクリックし、Choose Networkウィンドウで 「Matic Mannet」を選択し、「Terms of Service 」に同意し、「MetaMask」を選択して接続を完了します。

#

#

以上で、セットアップは完了となります。気になる方はぜひ試してみてください。

【こんな記事も読まれています】
Polygon(仮想通貨Matic)の基本情報と今後の展望
Polygon(ポリゴン)のエコシステムDeFi(分散型金融)でも活用進む
スシスワップもPolygon(ポリゴン)対応!概要とやさしい使い方ガイド

おすすめの記事
【墨汁速報】イーサリアムL2の「STRKエアドロップ」最大で500万円超えに
仮想通貨ニュース
【墨汁速報】イーサリアムL2の「STRKエアドロップ」最大で500万円超えに
イーサリアムL2のスタークネット(Starknet)がエアドロップを行ったSTRKトークンの発行(Claim)が開始された。スタークネットユーザーやイーサリアムの開発者、32ETHをステーキングしていたバリデータなど広範囲のユーザーが対象にされている。現在STRKトークンは3ドル前後を推移。