【墨汁速報】イーサリアムとソラナ(SOL)のブリッジWormhole損失補填にHOLEトークンを機関投資家に売却か

2月にハッキングを受けて12万ETH(約450億円)以上の被害を受けたイーサリアムとソラナ(SOL)のブリッジプロジェクトである「ワームホール(Wormhole)」は、その損失の補填として約245億円を調達するためHOLEトークンを機関投資家向けにプライベートセールを行うというリークがあった。ワームホールの広報担当者はこのHOLEトークンのプライベートセールに対するコメントを差し控えるとしている。

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WormholeのHOLEトークンを発行予定

イーサリアムからソラナ(SOL)へETHやUSDCなどのトークンをブリッジするプロジェクトであるワームホールは、2022年2月8日にハッキングを受けて12万ETH現在の価格にして500億円を超えるイーサリアムが盗まれた。このワームホールへのハッキングによってソラナ上で利用されているETHは裏付けされる価値が一時的に0になるという問題を受け、ワームホールはこの問題を解決するために裏付けの預かり分となる12万ETHを即座に補填するための資金提供などの対応に追われていた。

現時点でワームホールはガバナンストークンをローンチしておらず、この12万ETHのハッキング被害を受けて独自トークンの「HOLE」を発行する予定となっていると海外ブロックチェーンメディアの「The Block」が伝えている。リークされた内容によると、ワームホールは100億HOLEを発行しその7.5%に当たる7.5億HOLEを機関投資家に1HOLE0.25ドルで売却して245億円を調達する予定であるという。リークされたドキュメントは2月18日付けの日付となっているが、この件について詳しいとされる2人の人物によるとまだ取引は完了していないという。

HOLEトークンのロックアップ

ワームホールによる7.5億HOLEトークンのプライベートセールは、「ネットワークのローンチ」まで約1年間ロックされると明記されており、約3年にかけて毎年HOLEトークンのロックが解除されて売却ができるようになるという。

今回リークされたドキュメントではどのVCや機関投資家がHOLEトークンの購入を行うかが明記されておらず、現時点でのHOLE投資家は不明となっている。

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HOLEトークンをユーザーにエアドロップするか?

ワームホールのHOLEトークンは機関投資家にプライベートセールで売却することがリークされる一方、一般投資家に対するトークンセール例は2017年と比較すると非常に少なく、2020年から現在にかけては利用ユーザーやロックしている資金に対して「エアドロップ」するケースが多い。

このガバナンストークンのエアドロップはイーサリアムのレンディングプロトコル「Compound」がCOMPを2020年に利用者に配布したことがきっかけで、トークンスワップの「Uniswap」によるUNIトークンでブームに火をつけたことが記憶に新しいだろう。

さらに2021年にはレバレッジDEXであるdYdXがDYDXトークンを発行し、1件につき最大で1500万円がエアドロップされるという例も起きている。これらに伴いHOLEトークンがWormholeを利用したことがある、または現時点で利用しているユーザーに対してエアドロップされる確率は高いと言えるだろう。

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