ロイターの報道によると、破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社であるアラメダリサーチ(Alameda Research)の損失を支えるためにFTXトークン(FTT)含む40億ドル(5848億円)の送金をしていたという。リーク者によるとこの送金の一部が顧客の資産であり額は不明だという。
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FTXは5848億円をアラメダに送金していた
リーク者2名によると破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社アラメダリサーチでの損失を支えるためにFTXトークン(FTT)やロビンフッドマーケットの株を含む40億ドルを送金していたという。
詳細な額は不明だがこの送金額の中には顧客資産が含まれており、米国証券取引委員会(SEC)と米国先物取引委員会(CFTC)、さらに米司法省が顧客資産の使い込みの調査を開始していた。
超速報:FTXのCEO(SBF)はAlamedaの損失をサポート目的でFTTを含む40億ドル(5848億円)を送金、一部がユーザーの資産であり、米規制当局と司法省の調査している顧客資産使い込みをリーク。この送金額は不足分と同額🤔https://t.co/iMPoTnBJAK#ビットコイン #仮想通貨 #FTX #FTT #イーサリアム #DeFi
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) November 10, 2022
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FTXの支払い不足額5848億円と一致
ブルームバーグの報道によると、FTXの現在不足している資金の合計は80億ドル(約1.16兆円)となっており、このうち引出しなどの対応の支払いを行うには40億ドル(約5,848億円が必要だという。この5848億円の不足額とアラメダリサーチの損失を支えるために送金した額が一致していることから、巨額の引出しによる残高不足を招いた可能性は高いだろう。
またFTX社内のSlack内のメッセージも流出しており、サム・バンクマン・フリード氏は支払い不足分の5848億円をカバーできる資金調達ができる可能性を述べていた。
アラメダリサーチの一連の損失
アラメダリサーチは今年の5月から6月にかけて暴落した仮想通貨相場のあおりを受け、一連の損失に見舞われていたという。この損失には5億ドル(731億円)の破産した仮想通貨レンディング企業「ボイジャーデジタル」のローンも含まれている。
最終的にボイジャーデジタルをFTXが買収しており、これらにかかった費用等をあわせてもFTXはFTT(FTXトークン)の収益による利益から投資家からは「大丈夫だろう」と思われていた。
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