【墨汁速報】FTXの顧客資産使い込みか?アラメダの損失を支えるため5848億円の仮想通貨等を送金

ロイターの報道によると、破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社であるアラメダリサーチ(Alameda Research)の損失を支えるためにFTXトークン(FTT)含む40億ドル(5848億円)の送金をしていたという。リーク者によるとこの送金の一部が顧客の資産であり額は不明だという。

関連記事:【墨汁速報】バイナンスの「買収撤回によりFTX破産」の可能性浮上 米司法省もFTX事件の調査を開始

FTXは5848億円をアラメダに送金していた

リーク者2名によると破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社アラメダリサーチでの損失を支えるためにFTXトークン(FTT)やロビンフッドマーケットの株を含む40億ドルを送金していたという。

詳細な額は不明だがこの送金額の中には顧客資産が含まれており、米国証券取引委員会(SEC)と米国先物取引委員会(CFTC)、さらに米司法省が顧客資産の使い込みの調査を開始していた。

関連記事:【墨汁速報】バイナンスがFTX買収を断念か? ビットコインはドル建てで2022年最安値更新

FTXの支払い不足額5848億円と一致

ブルームバーグの報道によると、FTXの現在不足している資金の合計は80億ドル(約1.16兆円)となっており、このうち引出しなどの対応の支払いを行うには40億ドル(約5,848億円が必要だという。この5848億円の不足額とアラメダリサーチの損失を支えるために送金した額が一致していることから、巨額の引出しによる残高不足を招いた可能性は高いだろう。

またFTX社内のSlack内のメッセージも流出しており、サム・バンクマン・フリード氏は支払い不足分の5848億円をカバーできる資金調達ができる可能性を述べていた。

アラメダリサーチの一連の損失

アラメダリサーチは今年の5月から6月にかけて暴落した仮想通貨相場のあおりを受け、一連の損失に見舞われていたという。この損失には5億ドル(731億円)の破産した仮想通貨レンディング企業「ボイジャーデジタル」のローンも含まれている。

最終的にボイジャーデジタルをFTXが買収しており、これらにかかった費用等をあわせてもFTXはFTT(FTXトークン)の収益による利益から投資家からは「大丈夫だろう」と思われていた。

関連記事:【墨汁速報】仮想通貨の入出金及び売買停止 3ACに800億円以上の貸付をしていたボイジャーデジタル

▼墨汁サロンでは投資家向けに知られていないDeFiやNFTのセキュリティ対策、イーサリアム2.0の仕組みや技術、マージ対応の32ETHステーキングのやり方の解説や検証、テクニカル分析理論、ファンダメンタルなどをより深く解説しています。

墨汁バナー

墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界

おすすめの記事