ポリゴン(Polygon)ゼロ知識証明のHermezを買収、10億ドルの投資も

編集部おすすめ

ポリゴン(Polygon)ゼロ知識証明のHermezを買収、10億ドルの投資も

ゼロ知識(ZK)暗号を使ったスケーリングのプロジェクトやチームの中で最も有名なものの一つであるHermezが、ポリゴン(Polygon)と合併することが発表されました。これにより、今後は「Polygon Hermez」という新しい名前でPolygon傘下に入り、Polygon PoS、Polygon SDK、Polygon Availなどのソリューションの一つとなります。

この合併のためにポリゴンは2億5000万ドルのMATICトークン拠出しており、合意に達した時点(2021年8月4日)の価格に基づくとおよそ2億5000万ドルになります。

Polygon Japanからアナウンスメントの内容が日本語で公開されています。

PolygonがHermez買収に踏み切った背景

PolygonがHermezを吸収することになった背景として下記の要素が挙げられています。

プロダクトが稼働していること

Polygonはエンジニアとビルダー集団であり、実用性を非常に重視しており、Hermezチームがこの点で同じ価値観を共有していると述べられています。

優秀なチーム

Hermezは専門性を持つ26人の素晴らしい人々からなるチームで、Polygonともお互いをよく知っており、同じ価値観を共有しています。また、チームの指揮を執るのは、イーサリアム(Ethereum)の最も著名で最も尊敬されているコントリビューターの一人であるジョディ―・べイライナ(Jordi Baylina)です。TheDAOのハック資金救済への貢献に始まり、積極的にエコシステムに貢献してきた人物であることが評価されています。

EVMと互換性のあるソリューションを構築していること

EVMは、ブロックチェーン開発のデファクトスタンダードとなっています。Hermez社がすでにロードマップに沿って、EVM互換性の導入に積極的に取り組んでいることも、力を合わせることが非常に意味のあることだと確信したと発表されています。

非中央集権型ロールアップであること

ロールアップは現在非常に人気のあるソリューションであり、セキュリティの向上や分散化の観点から大きな期待が寄せられています。しかし、今日のロールアップはまだ開発の初期段階にあり、通常オペレーターのような重要なコンポーネントは中央管理されています。Hermezチームはこの点で妥協せず、分散型のオペレーターモデルをプロトコルに組み込んでいます。

ポリゴン(Polygon)買収の意味と今後の動き

Polygonは、今回の合併があるブロックチェーンネットワークが別のブロックチェーンネットワークに本格的に合併する初めてのケースであると述べています。ビジネスにおけるM&Aは珍しいものではありませんが、ブロックチェーンの世界でのプラットフォームM&Aは新しく、非常に興味深い取り組みです。

Hermezプロジェクトのすべての構成要素(技術、ライブソリューション、チーム、HEZトークン)は、ポリゴンのエコシステムに統合されます。HEZトークンの保有者は、近日中に公開するスワップコントラクトにより、自分のトークンをPolygonのネイティブトークン(MATIC)と交換することができます。スワップ比率は3.5 MATIC : 1 HEZで、Hermezチームが以前に公示した2021年8月4日CET午前11時のそれぞれの価格に基づいて計算されます。

MATICは、ポリゴンエコシステムの唯一のトークンであり、Polygon HermezにおけるHEZの役割を担い、セキュリティ、報酬、そして追加ユーティリティを提供します。HEZ トークンは、特定の日を境に消滅しますが、その時期は未定です。その他の合併の詳細については、今後数週間を目途に発表・説明されるとのことです。

【こんな記事も読まれています】
Polygon(仮想通貨Matic)の基本情報と今後の展望
ポリゴンがNFT/ゲームを支援する「Polygon Studio」 を立ち上げ
polygon(旧Matic)使い方完全ガイド

noteでもとっておきの仮想通貨情報を配信しています(一部有料含む)


前のニュース【墨汁速報】仮想通貨取引所Liquidハッキングによる不正流出 被害額推定100億円超えに
次のニュース【墨汁速報】イーサリアム2.0テストネット 初のハードフォーク”アルタイル(Altair)”を無事実装
コインチョイス編集部
仮想通貨・ブロックチェーンについて日々勉強中の当サイト編集部員。初心者でもわかりやすいように最新ニュースや話題の出来事、ハウツーを解説。TwitterFacebookLINE@などのSNSでも最新情報を配信中。