仮想通貨ソラナ(SOL)の開発と支援を行うソラナラボ(Solana Labs)は10月31日、ソラナ上でより簡単にWeb3ゲームを構築できるようになるツールの「ゲームシフト(GameShift」)のベータ版ローンチを発表した。
ブロックチェーンの専門知識がなくてもゲーム体験を構築可能
ゲームシフトは当初、2023年7月にソラナラボのイニシアチブとして発表されたものだ。開発者は、ブロックチェーンのコーディングや知識がなくても、ソラナ上に構築されたAPIを使って、Web3を利用したゲーム体験の構築を開始することができる。ゲームシフトは、統一されたWeb2フレンドリーなAPIを通じて、ブロックチェーンに関する広範な知識の必要性を排除することで、開発者はゲーム制作に集中することが可能となる。
また、ゲームシフトは、コンテンツの保管、ガス料金、スマートコントラクトの実装など、ブロックチェーンとの連携の複雑さを軽減するという。ゲームシフトを使うことで、仮想通貨を保有することなく、シームレスでブランド化されたゲーム内マーケットプレイスでゲーム内アセットを上場、購入、取引することができる。取引はクレジットカード決済により米ドルで行うことが可能だ。
「Web3の一般的な摩擦を緩和できる」
ソラナラボはゲームシフトについて、「ネットワークのユニークな利点を活用し広範に利用されることを追求することで、開発者とユーザーの体験を重視するソラナネットワークの新たな革新を象徴している」と表現した。
また同社はプレスリリースの中で、「ソラナは、超高速スピードと真のスケーラビリティを提供し、ゲームアセットの鋳造、転送、取引に超低コストを実現する」とし、「ゲームシフトのAPIを統合し、ブロックチェーンの複雑さをボンネットの下で処理することで、開発者はより多くのリソースをゲーム開発に直接捧げることができる。さらに重要なのは、開発者がゲーマーにWeb2フレンドリーな体験を提供できることで、ユーザーの獲得やエンゲージメントを妨げるWeb3の一般的な摩擦を緩和できることだ」とゲームシフトの可能性についても言及している。
参考
・Solana Labs' Gameshift Delivers the Next Generation of Game Development with Beta Launch
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