暗号通貨・ブロックチェーンの未来を考える『d10n Lab』設立、代表の平野淳也氏にインタビュー

2018年8月13日に、暗号通貨・ブロックチェーンなどの未来を思考するための離合集散的コミュニティ、合同会社『d10n Lab (ディーテンエヌラボ)』の設立が発表された。

設立自体は2018年7月17日だが、本日プレスリリースが出て、ついに始動というわけだ。代表(オーガナイザー)は、CoinChoiceでも様々なトピックを独自の目線で配信している平野 淳也氏が務める。

平野氏は2018年5月設立のHashHub(ハッシュハブ)の設立メンバーでもあり、日本の暗号通貨・ブロックチェーン業界の中枢を担う人物である。

今回発表された『d10n Lab』は、インターネットサービス・コミュニティに加えレポートなどの執筆、講演、ソフトウェア開発、コンサルタント業務、投資業務など多岐にわたる。

代表の平野淳也氏プロフィール

『d10n Lab (ディーテンエヌラボ)』設立の意図

ブロックチェーンやシェアリングエコノミー、コミュニティを重視する考え方など、新しい経済の概念、仕組みといったものが次々に生まれているこの世界で、インターネットが進化していった時のように大きなイノベーションとして特に注目している暗号通貨とブロックチェーン。

今回設立を発表した合同会社『d10n Lab』は、離合集散型のオンラインコミュニティ『d10n Lab』を活動の中心に置き、暗号通貨・ブロックチェーン関連の最先端の情報や考察レポートの配信、業界動向のキャッチアップを効率化、参加者同士が知識やノウハウを共有し、新しい経済圏・生き方への未来を目的としている。

また、今秋にも海外法人として関連会社を設立し、投資事業に注力するなど、d10nブランドとして他事業への展開も計画しているようだ。

事業内容の詳細、特徴

豊富で専門的なレポート配信

暗号通貨・ブロックチェーン関連のトピックをメインに、これまでも500本以上のレポートを配信。現在も継続的に、週に4~5回程のペースでレポートやコラムを配信中だ。

注目されている仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)やCoinbase(コインベース)のレポートについては、国内外で探してもここまで深く調べ尽くしたレポートはないのでは?と感じるほどの内容。ブロックチェーン企業関係者にも非常に好評である。

リサーチプログラム

暗号通貨・ブロックチェーンは、続々と新しい技術やプロジェクトが生まれたり、法規制なども周りの環境も日々変化している。これら情報収集をしてブログでレポート等を書いてもニーズがない、アフィリエイト以外でマネタイズできないなどの問題もあるのが現状。

しかも一人で情報収集するにはリソースの限界があり、複数人でリサーチを分担した方が効率的。『d10n Lab』のサロンでは、レポートを読みたい人・書きたい人をつなぐ「リサーチプログラム」というものがある。運営側の審査もあるみたいだが、参加してみる価値はありそうだ。

    【メリット】

  • 自分の読みたいレポートが手に入る(※運営の審査あり)
  • 自分の書きたいレポートを書ける(※運営の審査あり)
  • 情報を与える人はより認知され、つながりが増え、入ってくる情報の質も量も向上する
  • 学習をするためには自身でアウトプットをすることが一番効果が高い
  • 学びながら報酬を得ることができる

多彩な会員の参加

『d10n Lab』には、様々な職業の方が参加しているとのこと。投資家、ベンチャーキャピタリスト、スタートアップ起業家、上場企業経営者、エンジニアから大学生まで。交流がしやすいサブグループの用意もあり、安心できる環境を提供してくれる。

多種多様なイベント

1~2ヶ月に一度、定例のライブ配信を行なう。配信には各種専門家やゲストの方を招いて行うそうで、著名人の貴重な話が聞けそうだ。その他、試験的にVRお茶会の開催や、不定期でリアルイベント、オフ会も予定しているとのこと。

サロンで扱う主なトピックス

トピックスには以下のようなものがある。

サロンで扱う主なトピックス

暗号通貨・ブロックチェーン関連の全般

d10n Labは、暗号通貨・ブロックチェーンを重点的に扱う。これらを理解するには、金融・技術・ゲーム理論など多くの横断的知識が必要になるが、そういった知識を持っていなくても分かりやすいような解説を心がけているようなので、初心者でも安心できる。

海外の現地レポート

豊富な海外のレポートを配信。過去に現地リサーチレポートを配信した国は、イスラエル、シンガポール、アメリカ、ドイツ(ベルリン)、エストニア、ジンバブエなど。各レポートでは、様々な現地コミュニティや現地企業にヒアリングを行った濃いレポートを配信。海外のリアルな現状を知ることができる。

個人のエンパワメント

個人としてどのようにエンパワメントされるか、また、企業はエンパワメントされた個人とどのように付き合うか、そのような個人を想定したビジネス構築は可能かなど、個人の時代の生き方・働き方・ビジネス戦略を俯瞰的に考える。

料金/対応通貨

『d10n Lab』のコンテンツを見たい!メンバーになりたい!と思った方は、すでに受付を開始しているので入会が可能だ。

現在、日本円では月額のPayPal決済(3,990円)、年額では現状、暗号通貨払い(47,880円)のみ。BTC、BCH、MONA、GBYTEで支払いOK。通貨によって10~20%の割引があったりもする。しかし上記はサロンオープン時の募集価格で、値上げなど変更する可能性があるそう。詳細はWEBサイトで確認を。

直撃インタビュー!教えて平野さん!

プレスリリースやWEBサイトの会社概要の他に、まだまだ気になったことがあったので、コインチョイス編集部が代表の平野氏に直接インタビューをしてみた。


---d10n Labの社名の由来とは?

平野氏:d10nはdistribution(分散)の略です。
今後、世の中は今より少しだけ分散性のある方向に向かっていくと考えており、そのベクトルにコミットをします。

---d10n Lab設立の構想はいつ頃から頭にありましたか?

平野氏:今年(2018年)からです。

---HashHubとコラボとかしますか?

平野氏:特に今の所予定はありません。

---VRお茶会とは具体的にどういう会ですか?

平野氏:一度、サロンの有志でFacebookのOculus Goを使った雑談ミーティングを行いました。
軽い気持ちで「Oculus Goでお茶会したい人います?」とサロンで問いかけたところ、数人がすぐに集まりました。新しい技術に関心を持つ会員が多いので、こうした実験的なイベントがやりやすく、嬉しく思っています。

---イベントは関東での実施ですか?

平野氏:基本的には関東です。関西などでも、ご要望があれば開催したいと思っています。

---平野さんが今後取材したい国はどこですか?

平野氏:特に予定はないですが、行きたい国が出てきたらいつでもいける環境は作ってます。

---◯◯を取り扱ってほしい!(例:◯◯国のレポートが見たいです!)などの要望は聞いていただけますか?

平野氏:リサーチャープログラムで要望を出していただくことができます。
基本的にググってでるようなリサーチテーマは受け付けてないのですが、いいテーマを提示してもらったら平野がレポートを書いたり、または他のリサーチャーがレポートを書きます。


コインチョイス編集部目線での気になる質問にも、丁寧に答えてくれる平野氏。
過去のサロンの海外レポートも読ませていただいたのだが(WEBサイトで過去レポちょっと読めます)、鋭い視点、濃厚なデータなども楽しめるレポートだった。今後も新たなコンテンツ・レポートを配信予定とのことなので、気になる方はホームページを見て確認してみよう。

WEBサイト:https://d10nlab.com/

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