アニモカ・ブランズがVR46メタバースらと提携、新しいモータースポーツ体験提供へ

香港のブロックチェーン関連企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は9月26日、モータースポーツファンに向けたコンテンツをゲーム・web3業界向けたに制作するVR46メタバース(VR46 Metaverse)社、ブロックチェーンとゲーム技術を活用したビジネスラインの構築支援を行っているグラビタスラボ(Gravitaslabs)社との提携を発表した。

メタバース上で革新的なゲームを提供へ

VR46メタバース社は、9度のMotoGP世界チャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)氏のファンと世界中のモータースポーツファンのために、バレンティーノ・ロッシ氏とVR46の世界に特化したユニークなWeb3コンテンツを作成している。今回の提携の目的は、ゲームプラットフォームであるザ・サンドボックス(The Sandbox)上で、全く新しいモータースポーツ体験「バレバース(ValeVerse)」を含む、メタバース・プラットフォームにおける革新的なゲーム、およびWeb3アクティベーションを共同で探求することだ。

プレイヤーは、バレバースにおいて一連のクエストに挑戦することで自分の能力やスキルを試し、報酬を集めることができる。さらに、バレバース関連パスを所有していると、サイン入りグッズやレース観戦チケット、バレンティーノ・ロッシ氏との限定ミート&グリートなどが当たる抽選会など、限定特典を得ることができる。また、ザ・サンドボックス上のバレバース公式アセットコレクションには、アイコニックなバイクからアバターまで、さまざまなデジタルアイテムが含まれている。これにより、ユーザーは、スポーツへの情熱を表現したり、インスピレーションを受けたり、自分だけのゲーム体験を得たりすることができる。

新しいレベルのファン参加とWeb3指向の体験をもたらすだろう

VR46メタバース社のジャン・クロード・ギノッツィ(Jean Claude Ghinozzi)CEO(最高経営責任者)は、「私たちは、アニモカ・ブランズとグラビタスラボ社と提携して、このエキサイティングなプロジェクトを共同で立ち上げ、VR46メタバースの体験のファンコミュニティを他のWeb3やメタバース・プラットフォームにさらに広げることができ、ファンに私たちの世界との新たなレベルのつながりを提供できることに楽しみにしている」と述べている。

バレンティーノ・ロッシ氏は、「このパートナーシップにより、VR46メタバース社がモータースポーツ・コミュニティに提供する体験の幅がさらに広がり、世界中のファンとのつながりが強化されるだろう。パートナーのアニモカ・ブランズとグラビタスラボ社とともに、どのようなことが実現できるのか、本当に待ちきれない」と話している。

アニモカ・ブランズのウィル・グリフィス(Will Griffiths)商業戦略担当副社長は、 「バレンティーノ・ロッシ氏、VR46メタバース社、そしてグラビタスラボ社と協力し、この伝説的なレーシングドライバーをメタバースに登場させ、複数のアクティベーションを実現できることを大変うれしく思う。バレンティーノが世界中のファンとつながるために、私たちは様々な方法で素晴らしい体験を作り出すことができるだろう」と語った。

グラビタスラボ社のクリス・ルイス(Chris Lewis)CEOは、 「バレンティーノ・ロッシ氏のVR46メタバースとのパートナーシップは、世界で最も有名なモータースポーツのレジェンドの一人に、新しいレベルのファン参加とWeb3指向の体験をもたらすだろう。モータースポーツのファンやバレンティーノ、VR46の他のライダーたちが、Web3に参加することで、よりつながりを深めたり、報酬を得たりする機会は無限に近いだろう。このコラボレーションを開始できることに、私たちはとても興奮している」とコメントしている。

参考
VR46 Metaverse, Animoca Brands, Gravitaslabs join forces to build innovative Web3 experiences for motorsport enthusiasts

【こんな記事も読まれています】
「NFTコミュニティで変化」ダップレーダーがNFT業界についてのレポート公開
アニモカ・ブランズ子会社がマルチアクションRPGゲームをweb3対応&非対応で配信へ
アニモカ・ブランズ約29億円の資金調達、NFTコレクション「モカバース」推進

おすすめの記事
【墨汁速報】イーサリアムL2の「STRKエアドロップ」最大で500万円超えに
仮想通貨ニュース
【墨汁速報】イーサリアムL2の「STRKエアドロップ」最大で500万円超えに
イーサリアムL2のスタークネット(Starknet)がエアドロップを行ったSTRKトークンの発行(Claim)が開始された。スタークネットユーザーやイーサリアムの開発者、32ETHをステーキングしていたバリデータなど広範囲のユーザーが対象にされている。現在STRKトークンは3ドル前後を推移。