【墨汁速報】ジェネシス非任意的破産申請の危機 最大手仮想通貨ファンドGBTCへも波及か?

FTX破綻の影響で出金を停止している仮想通貨ブローカレッジのジェネシス・トレーディング(Genesis Trading)はチャプターイレブン非任意破産申請のリスクに直面している。ジェネシス・トレーディングの出金停止から47日経過しているとウィンクルボス兄弟と知られる仮想通貨取引所ジェミニ(Gemini)のキャメロン・ウィンクルボス氏は1月8日までにこの出金停止解決を求める公開状を掲載した。

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ジェネシストレーディングの非任意破産申請のリスクが上昇

ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所として知られているジェミニ(Gemini)の代表としてキャメロン・ウィンクルボス氏は、ジェネシス・トレーディングが9億ドル(1168億円)、34万ユーザーの仮想通貨を47日拘束しており、それぞれの生活がかかっているとして回答と仮想通貨の返却を親会社であるデジタル・カレンシー・グループ(DCG)のCEOであるバリー・シルバート氏に求める公開状を掲載した。

この公開状ではシルバート氏のDCGがジェネシス・トレーディングから16.75億ドル(2175億円)を借り入れていると指摘しており、これらのジェミニから関節的に借入た資金で流動性のないベンチャー投資や損失が膨らんだ手数料を稼ぐ貯めるの仮想通貨投資信託であるビットコイントラスト(GBTC)に使用したと痛烈に批判している。

最後に2023年1月8日まで共にこの問題を解決することを求めており、協力する準備はできているものの「時間切れ」と表現している。

ジェネシス「非任意的破産」の危機

キャメロン・ウィンクルボス氏が最後に明記した「時間切れ」と1月8日という短い期限はどういうことを表しているかというと、

「ジェミニが巨額の債権者として非任意の破産をジェネシス・トレーディングを相手取り申請する可能性」を示している。

破綻したFTXグループや連鎖倒産となった仮想通貨レンディングのブロックファイ(BlockFi)が申請したチャプターイレブンは経営陣による「債務者としての任意的破産申請」だ。一方で再建型のチャプターイレブンと清算型のチャプターセブンにおいて巨額の貸付や未払いを持つ「債権者が申請する非任意的破産」がある。ジェミニは9億ドル(1168億円)という巨額の債権者であることから、ジェネシス・トレーディングが1月8日までに解決策を提示しない限り、被任意的破産としてチャプターイレブンかチャプターセブンを申請することを示唆しているということになるだろう。

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グレースケールのGBTCまで波及か?

ジェネシス・トレーディングはDCGの100%子会社であり、キャメロン・ウィンクルボス氏が主張する16.75億ドル(2175億円)の借入がある場合、破産申請しないとすればDCGは資金捻出のためにローンを返済する必要があるということになる。

DCGは世界最大手の仮想通貨投資信託であるグレースケール(Grayscale)の運営会社でもあり、同社の証券であるGBTCは63万BTC以上を運用する巨額ファンドであるにも関わらず、実際のビットコイン価格よりも50%近い割安に取引されている。DCGはジェネシストレーディングの出金停止後にこのGBTCのディスカウントを問題視しており、GBTCの買い戻しの可能性を示唆している。

DCGのローン返済が迫られている中、これらのGBTC償却によるビットコイン運用数の削減は市場の売り圧となるため、今後の動向に注視する必要があるだろう。

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