アニモカ・ブランズがサイバーコネクトと覚書締結、モカバースの分散型ソーシャルレイヤー構築へ

香港のブロックチェーン関連企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は8月15日、Web3のソーシャルネットワークを構築しているサイバーコネクト(CyberConnect)と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。

目的はモカバースの分散型ソーシャルレイヤー構築

2021年にシリコンバレーを拠点とする起業家チームによって設立されたサイバーコネクトは、リンクスリー(Link3)というWeb3ネイティブのソーシャルプラットフォームを構築している。リンクスリーは、2023年8月の月間アクティブユーザー数は94万人に達しているという。

今回の締結では、アニモカ・ブランズエコシステムのNFTコレクションであるモカバース(Mocaverse)の分散型ソーシャルレイヤーを構築することを目的としている。新しいWeb3ソーシャルネットワークを通じて、プロダクトやアプリケーションの構築において新たな要素を提供し、ユーザーがネットワークを再作成することなく、お気に入りのアプリケーションを横断できるようにするモデルを展開する予定。

また、サイバーコネクトは、最近アップグレードを行っており、Web3初のスケーラブルでテスト済みのERC-4337搭載スマートアカウントであるサイバーアカウントを導入。今回の発表によると、アニモカ・ブランズは、今後数カ月のうちに、モカバース全体でサイバーアカウントのサポートを展開し、ユーザーが自分の友人、ファン、フォロワー、つながりをお気に入りのアプリケーションに持ち込むことを可能にするという。

サービス全体でユニークな体験を提供できるように

今回の覚書締結について、アニモカ・ブランズのエックス(ツイッター)公式アカウントは、「私たちは サイバーコネクトと提携し、モカバースNFTの分散型ソーシャルレイヤーを開発した。これにより、当社のポートフォリオ企業は、Web3初のスケーラブルなソーシャルネットワークを活用し、ゲーム、製品、サービス全体でユニークな体験を提供できるようになった」とコメントしている。また、アニモカ・ブランズの投資部門であるアニモカ・ベンチャーズ(Animoca Ventures)のエックス公式アカウントは、「サイバーコネクトはますます強くなる」と投稿している。

参考
Animoca Brands and CyberConnect partner to build decentralized social layer for Mocaverse

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